マリッジブルーならぬ、同棲前ブルー。
こんにちは。
初めてのオランダの冬、
厳しい寒さを覚悟していたのに
2月にも関わらず、まったく寒くなくて驚いている今日この頃です。
冬はほぼ終わりのようです。
急遽、3月頭にユトレヒトへ引っ越しが決まりました。
オランダの家探しは
移住の最難関ポイントだと言われておりますが
数ヶ月前から彼氏と物件探しを続けていたところ
運良く、かなり条件の良い物件をgetすることができたからです。
とはいえ、本当に住み始めるまでは
詐欺の可能性も大いにあり得るオランダなので
住み始めるまでは安心できないのですが
とりあえず
ようやく彼氏と同棲ができることに一安心している次第です。
私は大学生の頃からずっと「同棲」というものに
かなりの憧れを持っていたので
ついにそのひとつの夢が実現するかと思うと
超楽しみ！！！！
なはずなのですが、、、、
いざ同棲するとなると、不安で一杯な自分に気が付きました。
きっかけは彼氏の家に行った時のこと、
彼が洗濯機から取り出した服が
たったの５着しかなかったのに衝撃を受け
「なんでそれだけのために洗ったの？！もったいな！！！」
驚きとドン引きで、ついつい口調がキツくなってしまった私。
彼も彼なりに言い分があるようでしたが
全く理解不能だったので
「もういいよ。ごめんごめん。」
と言った矢先、
「…ちゃん、爪がキツイっす。」
「正直、これでそんなに言われるの驚きなんだけど。」
と、彼氏が私にぶちギレ。
彼もこんなことで口出ししてくる私にドン引きしたようでした。
（これが『価値観の違い』ってやつかぁ…。）
自分と相手のあたりまえが大きく違うと感じた瞬間でした。
そんな事を考えていると
次第に涙がボロボロ流れてきた私。
彼氏に、ここまで冷たい反応をされたのは初めてだったので
正直、かなりショックを受けました。
今まで些細なことで不穏な空気になったことはたくさんあります。
でも、いつもは私が不機嫌になるばかりで
彼から責められたことは一度もありませんでした。
あったかもしれないけど思い出せないくらいです。
そんな彼を怒らせるならまだしも、失望させてしまった…と。
彼氏も号泣する私を見て焦ったのか
その日はお互いに謝って終わりました。
こんな些細なことで揉めてるようで
同棲なんかして大丈夫なのだろうか…
不安が一気に募りました。
今はウクライナ人のルームメイトと住んでいる私。
一緒に住んでいて気になることは多々あるけど
揉め事を起こすのが面倒なので
一度も何も言ったことはありません。
食器を洗わずに数日置きっぱなしの時があったり
ゴミが溜まっても捨ててくれなかったり
トイレットペーパーや洗剤を買い足すのはいつも私だったり
イラッとすることはもちろんあります。
でもその分、彼女も
キッチン用品を色々揃えてくれていたり
クリスマスギフトをくれたり
彼女のおかげで私が助かっている部分もあるし
彼女も私にイライラする部分があると思います。
それはお互いさまです。
お互い大人だし、自分と他人の考えは違う
と分かっているから、些細なことは目を瞑れます。
ところが、彼氏になると
今まで他人だったから気になっても言わなかったことが
ついつい口出ししてしまう自分がいます。
言いたいことが言い合える関係は大事だけど
言い過ぎて相手を不快にさせてしまうこともあって
言い方もキツくなってしまう時もあります。
でも言わないと自分のストレスが溜まって爆発しそうになります。
爆発したらもう終わりです。
「あぁ、こんなことならやっぱり一人の方が楽だぁ。」
ってなってしまう私です。
解決策は自分で分かっています。
相手への伝え方に気をつける。
でも言いたいことがついつい咄嗟に出てしまうので
気付いた時にはきつい口調になっている自分がいます。
他の人には絶対そんな伝え方しないのに
なんで彼氏にはそれができないのでしょう。
なんで自分にとって大切な人にだけ
強く当たってしまうのでしょう。
今思い返すと
誰にでも優しくすることができるのに
お父さんお母さんにだけは強く当たってしまう自分がいて
昔から一番大切な人にだけは優しくできてないなぁと。
それは心を許してる証拠なのかもしれないけど
そんな証拠は誰もいらないし、誰も嬉しくない。
一番大切な人に一番の優しさを与えるべきなのに
そんなことができない自分に嫌気がさします。
少しずつでもいいから、何かを伝える時は
一旦立ち止まってから
相手に敬意を持って伝えるように練習しようと思います。
一人暮らしはこれで最後になるかもしれない
という悲しさより
同棲して相手を傷つけたり失望させてしまうかもしれない
という恐れの方が強いです。
これってマリッジブルーならぬ、同棲前ブルーなのかと。
思った次第です。
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