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【No.10】フィリピン留学を決意する

英語漬けの環境に浸ってみたい!

オンライン英会話にたどりつき、もうこれしかない!ずっと続ける!と思ってはいたが、1日30分ではなく、留学してどっぷり英語環境にいってみたい、そういう気持ちがずっとあった。

たとえばわずか1週間の海外出張でも、まる1日英語の環境にいると、吸収する量が全然違うことを実感する。「あ、こういうときはそう言うんだ」「そのフレーズ、覚えておいて次に使おう」というフレーズにばんばん出くわす。そして、そういうフレーズは、教材で丸暗記したフレーズよりもずっとよく覚えているものだ。

トイレが空いていないとき、「It’s not available.」と言われて、なるほどー、availableって「I am available on next Monday.(次の月曜日が都合がいいです)」みたいに、日程を確認するときだけでなく、こういう時にも使えるんだ!とか、カナダ出張の最終日、飲み会で、二次会に行く?とかいう話になったとき、「Up to you(あなた次第です)」と言われて、なるほど、辞書で見たことがある表現だけど、こういう状況で使うのね、と思ったり。

時間もお金もないけど留学したい!

留学雑誌で何人もの留学生を取材した。ドロップアウトした人もたくさんいるのだろうけれど、私が取材した人たちは、みな慣れない土地で、苦労しながら英語を獲得し、英語だけでなく、強い心を得た人、自分の新しい能力を開花させた人、本当にやりたい仕事を見つけた人、人生の伴侶を見つけた人、さまざまだ。心から羨ましいと思うし、すごいなと尊敬する。

でも、仕事も家族もあるから、1年どころか、1カ月家を空けることすらできない。留学なんて夢のまた夢。仮に1カ月留学したところで、1カ月ではペラペラになどなれないことは、多くの留学生を見て知っていた。

留学した年齢や、留学生での生活にもよるが、英語で自分の言いたいことがなんとか言えるようになるには、だいたい3カ月が目安のようだ(日本人とばかり固まって、授業以外では日本語ばかりしゃべっていた、という人は半年後、1年後でもまだ話せないという場合もあるが)。海外の大学に入って授業を理解したり、ディスカッションができるようになるにはさらに数カ月がかかるだろう。

つまり、せっかくお金をかけて留学するのなら、最低でも3カ月は留学をしたい。しかし、お金も時間もかかる。とうてい無理だとあきらめていた。フィリピン留学を知るまでは。(つづく)

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