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札幌 北海道旅行2日目

礼拝とクリスマス会

朝8時。日曜日なので朝は教会に行こうと思う。札幌に来ることを決めたのは知人が行っている市内の教会に来たかったからという理由も大きい。

礼拝のメッセージは「クリスマスの本当の意味」というテーマで英語の通訳もついていた。日本語の聖書用語というのは少し硬いところがあるので、英語もあると理解が深まって私には都合がいい。牧師は硬くなりがちな用語もかみ砕いたり、ジョークも交えたりしながら説明してくれた。

私の知人は教会の音楽を担当していて、前に立って何曲か歌っていたのだが、これがすごく良かった。感動して泣いてしまった。日本人の想像する讃美歌みたいなものではなくて、もっとポップスに近い音楽。最近こういうのが教会でも主流になってきているように思う。
礼拝でも歌われていた私が特に好きなクリスマスソングはこれ↓。マライアキャリーとかも歌ってるみたい。リンクは違う人。

礼拝の後は、クリスマス会があった。教会の人たちが持ち寄りで作ってきたご飯を頂く。どれも美味しかった。英語でこういうのをPotluckというのだけど、日本の教会では初めてだったから嬉しかった。

アメリカの教会ではよく見られるPotluck

ご飯のあとはゲームと劇やダンスの時間などがあった。クリスマス会は5時まで続くらしかったけど、私は次の予定があったので、途中で会場を後にした。

北大

地下鉄に乗って北大を目指す。北大はイチョウ並木だったり、キャンパスの美しさから観光スポットにもなっている場所だが、この時期あまりそういうものは見られそうにない。

でも私には北大に行きたい理由がいくつかあった。一つ目は、私の好きな小説「氷点」の舞台になった場所だからだ。作家三浦綾子のデビュー作で当時ベストセラーになり、テレビ番組「笑点」の名前の由来にもなった作品だ。旭川が主な舞台なのだけれど、主人公や周りの人は北大に通っているから、キャンパスの様子が本にも出てくる。
二つ目は、私は高校卒業後すぐに留学したので、日本の大学生活というのを経験していない。大学キャンパスを歩いて、留学しなければ送っていただろう日本の大学生活を追体験したいと思ったのだ。

正門

昨日会った同期と北大正門で落ち合う。たまたま今日時間があり、そして北大出身なので案内してくれると言う。とてもありがたい。キャンパスを歩きながら、これは何学部の建物で~的なことを解説してくれた。日が暮れかかっていたので、鬼の速さで博物館的なところを見る。とにかくキャンパスは広かった。日曜日だし、暗くて寒いので人は全然いなかったけど、大学生活の追体験ができて満足だった。

中にいろいろ展示されている

歩きながら、私はたくさん質問した。夏はここで生徒が本を読むの?といったよくわからない質問から、大学院ってどうやって入るの?まで色々聞いた。いきなり押しかけてきたよくわかんない人に貴重な休みを使って案内してくれて感謝である。

有名なイチョウ並木。葉っぱは無い。
幻想的

札幌に来て一つ驚いたことは、日の入りが東京に比べて30分は早いということ。まだ4時半なのに、暗さはまるで夜の8時のようだ。

北大を見終わったらすっかり暗くなってしまった。

カフェとスープカレー

とりあえずカフェに入ることにする。映画の話とか生活の話とか将来の話とかする。

北海道にしかない?カフェ

カフェを出たらおなかが空いたので、夕飯を食べることに。駅の地下街のカレー屋さんに入る。スープカレーを頂く。札幌でスープカレーを食べたいと思っていたからよかった。そして想像の4倍くらい美味しかった。ただ、昨日も一昨日もちゃんと寝ていないので気を抜くと寝落ちしそうだった。食べながら韓国語と村上春樹と横浜の話などする。

食べかけのスープカレー

それから同期とは駅地下で別れ、私は大通公園を端から端まで歩くという自分に課したミッションがあったので、地上に出る。雨は止んでいてよかったけど、とにかく眠い。地上に出た瞬間から後悔していた。しかしイルミネーションが綺麗なので、なんとか端まで歩けた。

ホテルの居心地が悪すぎるから寝る直前まで帰るつもりはなかったが、眠気が勝って宿に戻ることに。シャワーを浴びてベッドにもぐりこむ。今夜はちゃんと寝られますように。

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