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フリーランス3年目で副業10社!紹介で生きる26歳の仕事術


フリーランスとして働いている人、これからフリーランスになりたい人。
そんな人たちにとって1番心配なのが、案件の獲得ではないでしょうか。

自分で自分を売り込み、案件を取ってこなければ売上が立たない、というのがフリーランスの厳しさでもあり、不安定さの要素の一つでもあります。

しかし、自分の評判が自然と口コミや仲間内で広がり、紹介だけで案件を獲得し続けられたらどうでしょう。まさにフリーランスの理想の形と言えるのではないでしょうか。

新卒で入社した会社を2ヶ月で退職し、その後フリーランスとして活動し始めたみほさんは現在、フリーランス3年目にして10社の案件を受け持つ超売れっ子ライターです。また、その全ての案件は紹介で獲得してきたといいます。

最近はライターだけでなく、広報、コミュニティマネージャー、編集と活躍の幅を広げ続けているみほさんが、日頃から仕事において大切にしていることを伺いました。


八巻美穂(やまきみほ)
インターン生としてロサンゼルスのIT系コンサルティング会社で2年間勤務後、塾講師として学習塾に新卒入社。入社後3ヶ月でメンタルダウンを経験し、退社。SHElikesでライティングを学び直し、フリーランスの道に。現在は、企業オウンドメディアや教育系情報サイト、インタビューメディアで執筆中。また、各企業でコミュニティマネージャー、広報、編集、マーケティングなども担当。
X:https://twitter.com/bh1ly
note:https://note.com/miho_yamaki


自分が描く一緒に働きたい人を、自分で体現する

ーー「紹介だけで案件が回る」というのは、フリーランスにとって理想のスタイルだと思います。みほさんがこのような成功を収めている理由は、ご自身でどのように思われますか。

みほさん:
誰に対しても誠実に向き合うこと、を大切にしているからだと思います。フリーランスコミュニティは狭いので、パフォーマンスや人柄が悪いと、すぐに口コミで悪い噂が広まってしまいます。そうなると、案件の獲得が難しくなりますよね。だから私は、感謝と謙虚の気持ちを忘れずに、常に誠実に人と向き合うように心掛けています。

ーーありがとうございます。他にもフリーランスとして働く上で大切にしていることはありますか。

みほさん:
やはり、一緒に働きたい人にまず自分がなるということですね。私が執筆した「紹介だけで生きていくクラアント獲得術」という有料記事では、一緒に働きたいと思われる人の、9つのポイントを紹介しています。
その中でも抜粋すると、

  1. レスポンスが早い

  2. 感謝を伝えられる

  3. 自走できる

  4. 丁寧なコミュニケーションができる

  5. 納期が守れる

この5つがある人と一緒に働きたいです。

私は編集のお仕事もしているのですが、様々なライターさんがいる中で、納期が守れない人や自走できないと思った人には、その後の依頼はしないといった基準を設けています。

このように、「どんな人だったら継続的に依頼したいか」を考えて、それを自分が1番実践するようにしています。

ーーそれらを踏まえても、多くのクライアントから選ばれるというのは、みほさんならではの付加価値の提供ができているからだと思います。みほさんが考える自分ならではの付加価値とは何でしょうか。

みほさん:
レスポンスの速さと仕事の速さ
です。私はあまり器用なタイプではないのですが、それを補うという意味でも、チャットツールの返信や頂いたお仕事は常に「爆速でやる!」というのを徹底しています。

実際に早くお仕事が終わると「じゃあこれもお願いします」というように、別のお仕事を振ってもらえることも多いです。また「仕事が早いね!さすが」というような、お褒めの言葉を頂いたときは、心の中で「よしゃっ!」とガッツポーズしています。みんなそれぞれの得意があると思うので、人と比べずに、自分の得意をしっかり強みにしていければ、それが付加価値になると思います。

やりたいことを叶え続けるコツ

ーー昨年は「書く仕事」から「話す仕事」にシフトチェンジして、コミュニティマネージャー、広報、編集とキャリアの幅を広げ続けられています。やりたいことを叶えていくために意識していることはありますか。

みほさん:
種まきは意識してやり続けています。例えば、私は1月24日に誕生日を迎えるのですが、それからは「コミュニケーションデザイナー」という新たな肩書きで活動していこうと思っています。「コミュニケーションデザイナー」とは、ライティングや編集などのオンラインのコミュニケーションだけでなくて、場づくりやファシリテーションなどオフライン全般を含めて、より良い環境・雰囲気・場所をデザインする人と定義づけようと思っています。

ーーご自身で肩書きから定義づけまで考えたのですね。

みほさん:
そうですね。今まで私は良くも悪くも*マルポテ(マルチポテンシャルライトの略語。自分の好きな複数の分野で活躍することができる才能を持つ人のこと)を発揮して、色々なお仕事に挑戦してきました。ですが今年からは、自分にしかできないお仕事やサービスを見出していきたいと思っています。「コミュニケーションデザイナー」=八巻美穂、の肩書を広めるために、今は決意表明のnoteを書いたり、Xやnoteのバナーを作成したり、新しい名刺のデザインを考えたりしています。

ーーまさに、種まきの最中なのですね。

みほさん:
はい。また、種まきをするためには、まず目標を明確にして、目標達成までの道のりをしっかり調べて、やるべきことを明確にする必要があります。それができたら「やるべきことがどうやったら達成できるか」を考えつつ、実際にそれを行動に起こしていく、という流れを踏んでいます。

ーー既存の関係からお仕事の幅を広げることが上手なのも、みほさんの武器の1つだと思います。その点で具体的にどんなことを意識されていますか。

みほさん:
私は普段から、業務委託のポジションでも積極的に提案することを大事にしています。たとえば、ライターと編集者の関係で言うと「記事を書いてください」と依頼されて、「はい、いついつまでに書いて仕上げます」と答えて、やり取りが終わるケースが多いと思います。

でも私はそこで終わらせずに、一歩踏み込んで「こういう観点でこうした方が記事が伸びると思いますよ」と提案します。その上で「私がこの業務を巻き取るので任せてください」と伝えると、そのお仕事を巻き取れるんです。

たとえば、ある社内広報のお仕事に参画した当初は、会議の議事録を書く人がいませんでした。みんな内心では「誰か書いたほうがいい」と思っていたのですが、手が回っていなかったんです。そのときに、「私ここ巻き取るので、社内広報のこの業務もやらせてください」と一歩踏み込んでお伝えしました。そうするとクライアントも「この子は自走できる子だ!だったら社内広報業務を1つ任せてもやってくれそうだよね」って思ってくださり、業務の幅を広げることができました。

ーーみほさんが、自分のやりたいことを描きつつ「どうしたらクライアントの役に立てるのか」と常にアンテナを張っているからこそ、できることですね。

みほさん:
そうですね。またクライアントの役に立つためには、自己投資を怠らないことも大切にしています。今でも必ず1年に1回はファシリーテーション養成講座やキャリアアップスクールに通って、勉強するようにしています。

たとえば、業界未経験のところで採用してもらったとき、私は「自分のスキルだけでなく可能性も見出してくれている」と感じるんですよね。そこをしっかりと汲み取って、結果がすぐに出なくても努力で返そうと常に意識しています。もちろん、自己投資には数万から数十万の費用がかかりますが、これは惜しむべきではなく、自分自身への大切な投資だと思っています。

足が止まりそうなときは…

ーーみほさんはすごく行動力が高い方だと思いますが、そうではない人たちも多いと思います。特に未経験の分野は行動を起こすのに躊躇しやすいと思うのですが、みほさんはそこをどうやって乗り越えていますか。

みほさん:
恐怖の原因は見えないことだと思っています。
ですから、たとえばその先のリスクが怖い場合、まずはそのリスクを細分化して、具体的な要素を可視化することを心がけています。そうすると、各要素に対して個別のアプローチを考えることができて、1つずつ解決策を見つけていけるんです。

また、感情の面でも「なんとなく不安だな」と感じるときは、自分が今何を不安に感じているのかを紙に書き出してみます。そうやって感情を見える化することで、各要素に対して1つずつアプローチを考え、問題に向き合うことができます。

ーーそれらを乗り越えて行動したときに「やっぱり自分には違った、合っていなかった」という場合もあると思います。そういうときは、どうしたらいいでしょうか。

みほさん:
私は新卒で入社した会社で適応障害になり、2ヶ月で退職しました。でも今思えば、その早い決断は正しかったと思っています。「石の上にも3年」と言いますが、全くそんなことはないです。どんな環境で、どんな人たちと一緒に働きたいか。それを自分で見極めて、舵を取って、主体的に選んでいくことが大切です。合わないと感じたら、すぐに離れたっていいんです。

ーー「違ったら離れたっていい」というマインドであれば、やりたいと思ったことを行動に起こしていくハードルも下がりそうですね。みほさんありがとうございました!!

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編集後記
今回のみほさんのお話を通じて、1つ1つの仕事に真摯に向き合い、クライアントのために全力を尽くす姿勢が、みほさんが選ばれ続けている理由なのだなと納得させられました。

また、自分のやりたいことを叶えるための種まきや、自己投資を惜しまず積極的に行動し続けることで、どんな人でも活躍の幅は広げることができるのだと感じました。

私もこれからフリーランスとしての活動を考える中で、みほさんのマインドを参考にし、前向きに行動し続けていきたいと思います!
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参考記事
みほさんの「クラアント獲得術」記事はこちらから。(記事内有料)

聞き手:Ange
フリーランス広報・取材ライター。仕事やキャリアアップに励む女性の姿を発信する「BRIGHTNESS ~That's makes you beautiful~」をnoteにて執筆中。「HAPPYに生きる女性を増やしたい!」が仕事のモットー。
お仕事依頼はDMまで。
Mail:colorfulworld.yukari@gmail.com
X:https://twitter.com/aile_ange_blog
note:https://note.com/ange_aile

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