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「会社と個人をどう考えましょうか」

 ジャニーズ事務所が前オーナーの性加害認定をベースとして話題になっています。ビッグモーターも会社の不正により話題になっています。このような時には所属しているタレントは悪くないなどの意見が必ず出ます。所属しているタレントや従業員は一つの被害者でもあるという考え方です。

 ここで会社というものを考えてみたいと思います。会社は自然人以外で法人格を持ちいわゆる一つの人格として営利活動を行います。ビッグモーターは会社の不正があり、それは違法行為と推定されますので会社が相応の処罰を受けるべきです。それによりビッグモーターの営利活動が困難になるという事は法人格を持つ以上やむを得ない問題と考えます。早晩破綻をきたすこともあり得ます。会社破綻もやむを得ないとも思われます。

 別の観点から、ビッグモーターの従業員の救済の問題がありえます。それは会社内部の問題であり、これから会社がどう対応していくのかの問題かと思います。つまり破綻会社での従業員の救済の問題と考えられます。

 一方ジャニーズ事務所の問題は、いくつかの側面があるようです。会社側がマスコミなどに圧力をかけた点などもあるようです。しかし、本質は会社のオーナーが従業員に性加害を加えていたという点です。そしてオーナーは死亡している。従業員はあくまで被害者と考えるべきです。ジャニーズにいたからスターになれたという点は仮定の話で無視すべきです。ここでポイントはオーナーイコール会社と考えられるかという事です。ジャニーズでは資本と経営が一致して(亡くなった兄弟合計で100%株主)おり、ジャニー喜多川氏の影響力を考えるとオーナーと会社は一体とみなしても問題はないと考えます。そうすると会社が従業員に性加害を行っていた事件ではないでしょうか。

 とすれば、会社側は従業員、元従業員にどこまで賠償等をできるかの観点が第1であり、そこにマスコミ等は着目を第1にすべきです。また、企業からのCM、番組出演の打ち切りなどは企業対会社の問題です。取引企業の判断の問題です。

 現在在籍している従業員は、ジャニーズとして取引が困難になれば他の移籍先の紹介などをジャニーズがすべきかと思います。それが会社としてのジャニーズの責任ではないでしょうか。

 ネットなどのコメントを見てみますとあまりにめちゃくちゃなので文書にしてみました。ジャニーズの一番の問題は性加害の救済です。ここをきっちりやっていくことが信頼回復の手段かと思います。

 皆さんはどう思われますか?

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