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昨日と違う今日に、昨日と同じ私がふたりいる

◇ 別の自分がそれぞれ1日を過ごすから疲れるのか

1日を過ごしているとふと思う
こえには出さないけれど何をしていても
目まぐるしく思考は回り続けている
目に見えることについての思考は当然だけれど
それとは全く別の思考が回り続けている
考えごとをしていて上の空になる
ということとはまるで違って
外側のこともきちんと考えているのと
並行している
決して日々のことや、誰かとの会話を蔑ろに
しているわけではないということは
きちんと強調しておかなきゃいけない
そんな周りに失礼なことはしない
パラレルなふたりの私が在るのだというだけ

誰でもそうだよとか、誰かとは違うとか
そういうことはどうでもいいの
誰もそんなこと本当の本当のところまでは
検証できないし、したとしてもそれが
何か作用するわけでもないのでね
ただの思考のデッサンとして遺してる

◇ 知らない街の人たちの営みを想像する

知らない街の路線バスに乗っていると
電車よりももっと街の息づかいが見える
一瞬見える路地の先に見える歩行者や
お店から出てくる人たち
私はもう2度とその人たちを見ることは
ないかもしれない
もちろん私のことをその人たちは知ること
すらなかったわけだけれどそれぞれに
人は生き続けている
日が落ちるのが早くなってきたね

いつも同じようなことばかり考えている
何も先に進んでいないということ
答えが出ていることをずっと考えている
ということ
答えの出ないことをずっと考えている
ということでもある
こうしている間にももうひとりの私は
巡らせている


たんなるにっき(その57)

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