Teo Torriatte(手を取りあって)
疲れが溜まっている時ほど眠れないもので、何度かの中途覚醒を行った挙げ句、7時にはもう意識はハッキリとしていて、もう眠るのは無理だなと諦めた。
トレーニングをしている時の筋肉痛とは違う、デスクワーク特有の筋肉が硬直したような軋みがあって、いつもの休日なら掃除をパッとすませて、簡単なヨガをしてカラダとこころをほぐすのだけれど、もっとこころを休ませてやらないといけないなと思い、散歩に出ることにした。
また、ラジオかなと思ったのだけど、もっと頭をからっぽにしたかったので、今日は音楽を聴くことにして、出かけた。
散歩といっても、トレーニングも兼ねているので、時速にしたら7〜8キロくらいで歩く。負荷がかかっている感じが丁度いい。
気づいたら1月が終わっていて、節分なんていうイベントも終わっていて、だいぶ暖かくなってきたなと感じる。
寒暖差を感じると私の皮膚はピリピリとして、かゆいとも痛いとも違う感覚がくる。(これ嫌い)
さほど人もいないし、マスクもしてるのをいいことに流れる曲に合わせて口ずさみながら歩くとあっという間に1時間ほどが経っている。
仕事で追い立てられる1時間も早いけれど、こういう1時間もとても早く感じる。
線路伝いに歩いた何個めかの駅に着くあたりでピアノのイントロが流れてくる。
QueenのTeo Torriatte(手を取りあって)という日本を好きでいてくれた彼らが一部の歌詞を日本語で歌ってくれている曲だ。
こんな時だからこそ響く歌詞が美しいメロディと共に流れる。
手を取り合ってこのまま行こう
…
静かな宵に光を灯し
誰かを責めたり、世を恨んだり、辛いことが多かったりする中で、医療従事者の方はもちろん、みんなそれぞれの立場で頑張っている。
直接は関係ない人で、知らない人だらけでも、すべての人がいてくれるから私は生活を送れているはずなんだ。人の間にいるから人間。
私も誰かの役に立っていたら良いな。散歩して、頭を空っぽにして、向き合って、また気持ちを入れ替える。こころの掃除と換気になりました。
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