見出し画像

day(s)

生きるために働いているのか
働くために生きているのか
使い古されたことばを胸に抱くけれど
そんなことは割とどうでも良い

働かなくても生きていけるなら
本気でそうでありたいけれど
万が一働かなくても暮らしていけるとしても
きっとそれなりに働くような気がするし
不器用にしか生きられない私は
働くという行為の延長にある人間関係しか
きっと構築できない

生きることに迷ってばかりでも
死が迫ればきっと大暴れするし
働くことと生きることが実際には
そこまで密接であると思ってもいない

とは言え、毎日これくらいの時間に
帰る日々が続くことは割と疲れる
浮かびかけた絵を掴み損ねて
まだら模様のようなことばだけで
それをそのままにしておいた

大晦日から元旦にかけてとなると
カウントダウンをするのに
今日の日付が変わっても
今日が明日になることについては
何の感慨も抱かないひとが多いのは
なぜだろうね
生きること、について
働くためだとか、生きるために働くのだと
言ってる人も多いでしょうに
一日を生きて、明日を迎えたことについて
感慨を得ないのは変なの、と思ってしまう

私はその日を生きるだけで命がけであった
あの日々のことを忘れない限りにおいて
どの一日を越える瞬間もやっぱり特別な
気がしてしまう

たんなるにっき(その91)

この記事が参加している募集

#noteのつづけ方

38,469件

よろしければサポートをお願いします。自費出版(紙の本)の費用に充てたいと思います