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委ねた手から拡がるせかい

繰り返し同じことを考えることは
悪いことではなくて、大事なことだから
なのだと思う
もちろんぜんぶがぜんぶそうではないけれど

詩を書き連ねて、書いたすぐそばから
私は忘れてしまう
いや、最初から覚えていないのだと思う
それを時々読み返してみると、
同じことばかり言っていると気づく
と、同時に
私が書いたことなのに私には浮かばないことば
と矛盾しているけれど、整理されたことを思う

それが更に朗読というかたちで
目ではなく耳から読み返すと、
より鮮明に感じる
客観的な私に、他者の色が加わって
それはもう私のものではなくなって
新しい作品となって耳に届く



おやすみされていた、すーこさんが
戻られて朗読の募集をされていた
私はすぐにご依頼をした

すーこさんの朗読はとても素晴らしくて
ラジオドラマを聴いているかのよう
声で情報を伝えることは難しい
加えて、せかいを拡げて、絵を見せることは
もっと難しい
誰にでもできることではない

昨日アップして頂いてすぐに聴いて
本当にすごいと思った
自分が書いたものであっても、そうではない
ような気がしたし、
自分で書いたものなのに、泣いてしまいそう
になった
(いや、ほとんど泣いていたのだけれど
自分で書いた稚拙なもので泣くのは何だか
いけないことのような気がしてとどまった)

前置きが長くなってしまったけれど
是非聴いてみて頂きたいなあと思い
言葉を連ねた

すーこさん、本当にありがとうございました


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