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ケガをしてから変わったトレーニング内容

こんにちは!
関東を中心にS&Cコーチ兼パーソナルトレーナーとして活動する、姉﨑と申します。

ここ2ヶ月くらいランニングをしています。
最近は涼しくなってきたので走りやすいなぁと感じています。

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突然ですが、ぼくは過去に3回左肩を亜脱臼しています。
すべて同じトレーニング種目がきっかけとなって起こっています。
それがスナッチという種目です。

↓こんな感じのやつです。

また以前ハードにトレーニングしていた時期に、腰がとんでもないほど痛くなり、歩くのもままならない時がありました。
結果はヘルニアとか腰椎分離症ではありませんでしたが、あの苦しみは二度と味わいたくありません。

これらの経験をしてから、ぼく自身のトレーニング内容に起こった変化や考え方を今日のテーマにしようと思います。
少しでもプログラムデザインの参考になればいいなと思います。


1.スナッチの除外


まず大きな変化が、自分のプログラムからスナッチをなくしたことです。

1,2回目のケガの後、スナッチを行なっていたのですが、3回目をやった後に思い切ってプログラムから除外したんです。

理由としては、
①やるのが怖いから
②よく考えたらそこまで重要じゃない
です。

①に関して、単純に怖くなったんですよね。
軽めの重量なら全然問題ないんですが、1RMの85%近い重量になってくるとちょっとビビり始めます。
完全にトラウマとなっています(笑)

②に関しては、言葉の通りです。
別にスナッチじゃなくたって、身体能力向上は実現できます。
そんな中でやりたくない種目をわざわざやる必要なんてまったくないんですよね。

実際、日本国内のトレーニング施設で安全にWLができる環境がそもそもそんなにないです。
たまーにWL種目を教えたがるトレーナーや指導者を目にしますが、それは手段が目的になっちゃってるケースなので、そんなのは指導者のエゴです。

話がそれちゃいましたが、自分のプログラムからスナッチを除外した結果、今は恐怖心なくトレーニングできているので良かったなぁと思います。


2.WL(ウェイトリフティング)ができる身体づくり


スナッチを除外した一方で疑問に思ったのが、

「WLを健康的にできない身体は健康的と言えるのか?」

というものでした。

これに関しては、ぼくはWLを健康的に実施できない身体は健康とは言えないと思っています。
なので、今のトレーニング目標の1つとして「スナッチで、ある程度の重量を理想的なフォームで実施できるように」
というのを掲げています。

スナッチをやることはなくなったけど、いつスナッチを必要とする人に出会うかわからないので、せめてそこそこのフォームで実施できる準備はしておかないとなぁという感じです。


3.痛みが出るならやる必要はない


ウェイトトレーニングを実施する大きな目標の1つに、健康のためというのがあります。
WL種目に限らずですが、トレーニングをしてどこかに痛みが生じるなら、やる必要はないと思います。

もし特定の種目をやることで何か問題が生じる、あるいは不安感があるのであればその種目をやらずに、他の種目で目的とする効果を得られるようにした方が効率的ですし、精神衛生的にもいいはずです。

ですが、上述したように不安感がある状態が健康的か?という問題もあるので、トレーニングの段階的な目標の1つとして、「〇〇という種目ができるようになる」とするのはアリだと思います。


また、過去にとんでもない腰痛を経験した後にとった対策として、「クリーン(以下CL)でローキャッチをしない」というのがあります。
低い姿勢で高重量を保持しようとするとキャッチの衝撃で腰に負担がかかって、腰痛の原因となっていたからです。

「CLで高重量を成功させることを取るか🆚健康を取るか」

どちらを取るかすぐに決まったので、これ以来意図的なローキャッチをしていません。
そのおかげか腰痛に悩まされることがなくなったので快適な生活を送ることができています。


まとめ


大事なことなので言っておきますが、WL種目を悪く言うつもりはこれっぽっちもありません。

とてもすばらしい種目ですが、適切に行わないと怪我してしまう可能性があるのは否めません。

ウェイトトレーニングは大前提として健康的でなければなりません。

健康のためにウェイトトレーニングをしているのですから、そのウェイトトレーニングによって不健康につながるものがあるならそれはやらない方が身体のためです。

ぼくの場合、

・スナッチをやりたい!

・クリーンで重いのを扱いたい!

という自分のエゴを捨てた結果、健康につながったので良い選択だったと思っています。
他にも身体能力向上の手段はたくさんありますからね。

手段が目的にならないよう、常に考えながら自分の身体と向き合いましょう!!
(自戒を込めて。。。)

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