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友だちは宝物。

日本滞在中、幸せな出来事が続いているので書き記しておこうと思います。

マレーシア大学入学前、私はこれからの人生がどうなっていくのかがただ不安で、普通の道から逸れてしまったこの申し訳なさに押しつぶされそうでした。
私の周りには幸せにも(時に不幸にも)、優秀な人が多いです。その子たちの活躍を見ながら、なんで自分は落ちぶれてしまったんだろうとか、なんでピアノ弾けなくなっちゃったんだろうとか、そんなことを考えていました。

だから、大学入学前、日本出国前はほとんど誰にも会えなかったな。
心配してくれる友達から最後に会おうよって誘われても、とことん断っていた。予定を入れても、結局自分の気持ちがそちらに向かずキャンセルしてしまうことも多くて。

大学一年生が終わり帰国して、あぁ、自分変わったなって。大いに変わったなって気付けました。
向こうではやっぱり大変なこと、自分で解決しないといけないことが山積み。自分の第一言語ではない英語で誰かに交渉したり、時に自分の意見を押し通さないといけない場面もあったり、それらが私を強くしてくれたと思います。まず日本語が通じる国なんだから、大丈夫、言いたいことは言えばいい!ってそう思えるようになりました。

余談を挟むと、やっぱり日本はいいなぁ~!
日本を出てみて余計に育った愛国心とともに、この一か月は生活していました。どこもかしこも綺麗だし、水は水道から飲めるし、ご飯は美味しいし、なにより家族がいる。
異国で暮らすのは、そりゃ夢もあるかもしれないけれど、その夢を上回る苦労がありますね~。

さて。マレーシアにいってみて、何ていうか確固たる自分、が生まれた気がします。これは嫌。これは好き。これは得意。これは無理。
後は、自信がついたな。今まで生きてきた、学んできたものと全く違うことを取り入れ勉強して無事に一年が終わったということは自分の中で永遠の財産です。

今まで私は人と上手く関わることができずにいました。
遊ぶくらいならピアノ弾かなきゃ勉強しなきゃ。そして自分の精神疾患や暗い側面が友達にバレないように敢えて明るく明るく振舞い、本当に相談したいことを言うと涙が出そうだから言わない。
これって人と関わっているように見えて、自分が不安定だからね、そうではないんだよね。

常に私のことを支えてくれていた友達に今回の一時帰国中に会え、みんな異口同音「変わったね」「肩の荷が下りたね」と言ってくれました。
初めて色々なことを赤裸々に話せて、実はこう思っていたんだとか、ここが辛かったんだとか誰かに言うことができて、今まで栓をして溢れ出ないようにしていた過去の記憶が一つひとつ癒されていっているそんな気分です。

またピアノもガンガン弾けるようになったし!
サラッと言うと大学卒業後また日本で音楽の道に戻ろうとそう思えるようになったし!!(突然すぎてすみません)
自分の家の経済状況とか置かれている身分とか、なんて言うかそういうことを客観視できるようになりました。
以前は箱入り娘大海を知らずすぎて、この恵まれた特別な環境を、普通ではないんだろうなと思いつつ客観的に認知できていなかったなぁ。

いやあ、友達は財産。というか、優秀な人が私の周りにたくさん居てくれて嬉しい。

最近幸せだと感じること一つ目でした。


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