大共感時代のティール組織とDAO導入
アンディさんの仕事スタイルが気になるという方のために、私の思考と仕組みを少しだけまとめて紹介します。
この考え方を知ることで、今後のキャリア形成や、ワークライフバランスにおいて、みなさんの考え方を変えるヒントになればと思います。
一言でいえば、雇用しない、雇用されない働き方です。
私は主に2つの考え方を実践しています。
ティール組織の実践
1つ目はティール組織です。
会社の成長や社長のために働くというのではなく、事業の成長やミッションの成果を分かち合うために働き合うともいえます。
そこで、私は会社という仕組みの中で、上司や部下を作らず、マネージャー×パートナーという仕組みを導入してチームで事業を動かしています。
「みんなで働き合う」というスタイルの実践です。
その実践と課題点については、「ティール組織実践」に書いていますのでご覧ください。
今後、私は民間側として複数の会社に所属しながら、行政側から法律改正の提言や地域創生に関われるのも、「マネージャー」という役職(主体)を入れ替えることができるからです。
たとえば、むさし家ホールディングス(私の会社の1つ)という民間側の肩書のままでは行政側と利益相反にもなる場合もあるため、行政側になって広く民間企業を指導する肩書になる必要があります。
これは1つの組織(会社)に所属して副業禁止状態では不可能ですし、産官学の階層を超えて職務に就くうえでは、思考を柔軟に入れ替える必要があります。
ですので、日本でのティール組織の未来はフリーランスや業務委託という関係を超えたビジョン達成組織づくりが問われているのです。
DAOの実践
2つ目はDAO(Decentralized Autonomous Organization=分散型自立組織)です。
DAOでは、従来型組織のトップが意思決定して利益を取るという方法から、コミュニティで合意形成してインセンティブを配分する方法になります。
DAOはまだ仕事において実践的な導入実例が少なく、現代の資本主義、株式会社という会社法の仕組みでは、合意形成方法がそもそも異なるので実用には至りませんでした。
しかし、若い世代で急速に進む考え方がDAO的、分散型自立組織によって、テーマや、コンセプトや、趣味から結合する仕事の仕組みです。SNSの進化や仮想空間(ゲーム等)での相互コミュニケーションが可能になったことで、この組織が進化しはじめているからです。
しかし、そこには圧倒的な指導者が必要でしょうか?
実は指導者(リーダー)不在の組織が生まれつつあるように思います。
そのコミュニティ型ともいえる、テーマや、コンセプトや、趣味から結合する組織では、「いいね!」「共感」が合意形成方法です。
でも、「100万いいねだからこの人すごい」、「インフルエンサーだよね」という「人間」に対して集まる仕事ではなく、「テーマ」に対して集まる仕事なのが次の時代といえるのでしょうか。
指導者=人というのではなく、テーマ=〇〇という存在です。
そこを私はDAOのオリジネーター(考案者、創造主)と呼びましょうか。
DAOには、特定の所有者や管理者が存在しないのですが、オリジネーターのビジョンが、組織を動かす鍵だと思います。
ちなみに、これもDAO的な動きです。いいね!数は関係ありません。個々の想いが熱狂的なコアになって動いていくのです。
この2つの融合によって仕事が回っていくのではないかと思いますので、また次世代キャリアを紹介します。
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