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Y gionグループ展『exhibition from shu』出展作家紹介「三浦光雅」/ 苦悩を乗り越え示した三原色の世界

Y gionグループ展『exhibition from shu』出展作家紹介

アトリエshuで制作されている作家さんにスポットライトを当てたグループ展で、皆さん大変人気のある作家さんです。

今回は三浦光雅さんを紹介します。
今回のグループ展の作家さんはいずれもビジュアルが大変特徴的で、アイデンティティがあるのですが、実際に見ると支持体に込められた奥行きに感動させられます。

三浦さんの作品も実物を見ないと感じられない魅力があります。前回はA4サイズの作品を展開されていましたが、今回はA2サイズでした。

三浦さんの作品の特徴は何と言っても乱数によって作られた指示書に沿っているところです。また、この作品で使われている色は三原色のみだそうです。この事実にとても驚きました。薄く透けるように色を重ねることで様々な色が出てきます。支持体の側面を見ると三原色が使われていることや、どういった順番で塗られているかが垣間見えるところも謎解きをしている気分になり、とても面白いです。

三浦さんは大学院のときに、自分がどういった絵を描きたいのか悩まれていたそうで、乱数でどのような絵を描くか任せるという三浦さんの回答は、三浦さん自身が数字にとても興味があった点を上手く活用されていて、それをしっかりとしたコンセプトにして支持体に乗せることに強い覚悟とエネルギーを感じます。

こうして一度悩んで乗り越えた作家さんは今後行き詰っても新たな作品を展開することが出来る力があると頼られる存在になるとY gionのディレクターである小西さんが言われていました。

ギャラリーの方に頼られる存在である三浦さんの作品は、今後の展開が非常に楽しみです。

exhibition from SHU
岡田佑里奈/松岡柚歩/三浦光雅/藤本純輝
2021年 4月29日(Thu)~5月23日(Sun)
OPEN 14:00 ~ 20:00 CLOSE
休廊日:5月10日(Mon),11日(Tue),17日(Mon),18日(Tue)

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