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Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介 「新井和洋」/ 古い記憶と懐かしい声が蘇る

Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介

今回は新井和洋さんを紹介します。
幼い頃の記憶を絵画という形で保持することを考えておられる作家さんで、今回の作品もとても懐かしいものがモチーフになっていました。個人的には、ゲームソフトではなくパッケージをモチーフにされているところとても好きです。開けたときに付くシワは、プレゼントで貰って開けるときのワクワクを思い出します。
また、懐かしい音楽を聴いたときに当時の情景が思い浮かぶように、この絵を見ていると、その当時の記憶を鮮明に思い出し、そのときの声や音まで思い出します。
子どもにとってゲームはとても印象的なもので、長い時間付き合うものでもあります。また、パッケージではなくダウンロードが増えてきた現在だからこそ余計に懐かしさを感じます。幼少期の頃を思い出すと、その当時の純粋さも思い出されて、今まで見えてこなかった、あるいは蓋をしてきたものが見えてくることもあります。
そういった意味でも、この作品が訴えかけてくるものは計り知れず、多くの人の純粋さを蘇らせることのできる作品なのではないかなと思います。

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