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Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介 「kinjo」/自分らしさとグラフィティがポップな形で表現されている

Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介

今回はkinjoさんについてご紹介します。
ギャラリストの言葉を借りると、kinjoさんはアイデンティティカルチャーで描かれていても、見てすぐに良いと感じられる作品になっています。感情だけで描かれておらず、ポップで温かみを感じさせるkinjoさんは、自分の生い立ちや環境をとても理解されている方だと思います。
kinjoさんはご家族の方からアメリカンなお菓子が送られてくるそうで、アメリカンなキャラクターに触れている時間が人よりも長く、思い入れもあります。また、kinjoさんはグラフィティもされていて、その垂れ感をどういった流れにするか全て計算して描かれています。絶対に自然に流れているものだと思っていた垂れ感までこだわって計算されているところに感動します。少し雑な感じで描かれてるところも、本来kinjoさんがとても綺麗な線を描けるからこそできることで、そのふり幅がこの作品に魅力を加えています。
kinjoさんは、アメリカンなキャラクター、目、ヘビを描かれていて、今回ヘビはありませんでしたが、目の作品もとても面白かったです。目が描かれた作品は、黒の中に鮮やかなグラデーションが見えたり、目の形も日本的ではなく、垂れ感や擦れ方も見事で描かれているものが目だけとは思えない魅力があり、見応えのある作品になっています。

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