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【& Supplyメンバーインタビュー】美容室づくりの現場から飲食の世界へ。新たなチャレンジで見えた自分自身の可能性。

【& Supplyメンバーインタビュー】Vol.1 小川 紗百合

ストリートバーにカフェ、レストランといったさまざまな形態の飲食業へと幅を広げる& Supplyのメンバーのバックボーンやジョインのきっかけを探るインタビュー連載。

第一回目は、Honeのバーテンダーとして ”オガ” の愛称で親しまれる、小川紗百合にフィーチャー。異業種からの転職をしたきっかけから、& Supplyに入ったことで広がった新たな可能性について聞きました。

小川紗百合 / 富山県出身。 大学でブライダルビジネスを学んだ後、美容業界で店舗開発やサロンSVとして働く。 & Supplyのデザインや飲食からなる場づくりに魅力を感じ、未経験ながらも飲食業に挑戦。Honeオープンと共に参画し、現在はHone、nephewでバーテンダーとして修行中。

&Supplyとの出会いによって、美容業界から飲食の世界へ

— まず最初に、オガさんの役職について教えてください。

普段はHoneのバーテンダーとしてお酒を作ったり、接客をしています。

— もともと飲食業に携わっていらっしゃったんですか?

いいえ、前職はフランチャイズの美容室を運営する会社に勤めていて、店舗開発やサロンSVとして働いていました。

新しいサロンを作る際に、オーナーさんの意向をヒアリングして、お店のブランディングに沿ったエリアを絞ったり、実際に歩き回って物件を探すということもしていました。

— &Supplyはどのようなきっかけで知ったのですか?

三軒茶屋に& Supplyのデザインチームが内装デザインを担当した美容室があるのですが、そこがとにかくすごかったんです。

これまでお店作りに携わってきたなかで、美容師さんたちはみなさんとても忙しくって、素敵なお店にしたいと思っていてもデザインにかける時間がなかなか取れないという方が多いのですが、そのお店はインテリアや什器まで妥協なくこだわられていて……。

& Supplyがデザインした三軒茶屋の美容室、Stoop

どんな人たちが作っているんだろうと興味を持ったのがきっかけでした。
そこから辿り着いた代表・井澤のnoteでは自店の出店費用などを赤裸々に公開して発信していて、同業の目線で面白いなと注目していました。

▼代表井澤のnote

— はじめはデザイン会社としての& Supplyに惹かれたんですね。

とにかくすごい!かっこいい!と思っていました。その後、Honeのオープンに合わせてスタッフを募集していることを知り、応募しました。

— 募集は飲食業だったんですよね。異なる業種へ飛び込むことに不安はありませんでしたか?

確かに、デザインチームの仕事をきっかけに& Supplyを知ったので、飲食チームとして働くということには少なからず不安もありました。

ただ、私自身こういった飲食の場やそこから繋がるコミュニケーションがとても好きで、そういう場所で働いたらどんなことが起こるんだろうというワクワクした気持ちが強かったですね。

もともと人が好きなので人をサポートする側から、自分が主体となって飲食という箱を使って新しいことをやってみたいという気持ちもありました。

— 応募してから入社が決まるまではどのようなプロセスでしたか?

履歴書を出したあとに、井澤から連絡がきてマンツーマンで面談をしてもらいました。その後、再度LOBBYでお酒を交わしながら、リラックスした雰囲気のなかで他のメンバーともお話をして決まったという感じです。

— そのときのことで記憶に残っていることはありますか?

井澤との会話のなかで、仕事でやりたい企画があるのになかなかうまくいかないという話をしたときに、「自分だったら絶対に実現させられる」と真っ直ぐに言われたことが印象的でした。

それは決してその場のノリのようなものではなくて、「こういうプロセスを踏めばいいんじゃない」と、ロジカルかつ分かりやすくフィードバックしてくれて、話す言葉の選び方や考え方に驚きました。

一緒にお仕事をすることができたら、いろいろなことを学べるだろうし、この人についていきたい!と思いました。

一から新しい技術を磨くこと。前職と共通していること。

— 未経験だったバーテンダーという仕事を実際にされてみていかがでしたか?

畑違いの転職ということで、はじめはとても大変でした。飲食経験者との共通言語も少なく、コミュニケーションをとること自体難しく感じてしまうことも…。

そんな中でも、シェフの富田など経験あるスタッフたちが、どうやったら未経験の私にも伝わるかということをいつもたくさん考えてくれていて、私も歩み寄ってもらうばかりじゃなくて、自分にできることを一つずつでも増やして返していきたいと思うようになりました。

— 具体的にどのように習得されたのですか?

お店の営業前にお酒を作る練習をしたり、井澤やバーテンダーの経験のあるスタッフにアドバイスをもらうこともたくさんありました。営業以外の時間も積極的に他店のバーに行って、吸収できるものはどんどん吸収するようにしています。今もまだまだ勉強中です。

営業後に実施しているクラシックカクテルのトレーニング。味の違いをレビューしあい理解を深める大事な時間です。

— 全く異なる業界ではありますが、前職の経験が生きていると実感する瞬間はありますか?

多くの美容師さんたちと向き合ってきたことで、“売れる” 人の特徴として技術だけでなく、目の前の相手の気持ちを汲み取る力や向き合う力といった対面のコミュニケーションが大切だということを知りました。

Honeで接客をするときにも、「この人は普段何をしているのかな」とか、「なにが好きで、どういうことにやりがいを感じるのかな」というような内面に目を向けて興味を持つことで、お客さんとより良い関係性を作ることができると実感しています。

— 入社してから1年が経ったいま、仕事のやりがいを感じるのはどういう瞬間ですか?

いろんな人の知識を借りて、たくさん相談してできたカクテルたちをお客さんに喜んでもらえたときはすごく嬉しいです。

自身で開発したカクテル「Hojicha Whiskey Milk」

ほかにも、ご近所のお店を紹介する「SHINSEN  MAP」というフリーマガジンをデザインチームと一緒に制作したのですが、そこで紹介しているお店の人やお客さんが喜んでくれたことがとても嬉しかったです。

同時にそれらの瞬間を一緒に嬉しく思ってくれているメンバーたちの熱量を感じることが、やりがいに大きくつながっていると思います。

自ら企画立案し、社内のグラフィックデザイナーと協力して作り上げたフリーマガジン。近隣の店舗へ訪問し協力を依頼する等、とにかく足を動かして実現した思い入れの深いプロジェクト。飲食チームでも、手を上げればコンテンツの企画にもチャレンジが出来る環境が魅力の一つ。


— 休日はどのように過ごしていますか?

休日はなるべくさまざまなコミュニティに足を運んで、人とたくさん会うようにしています。

飲食店も引き続き巡っています。他店のバーやレストランで受けた刺激をメモして、実際に営業に取り入れてみたりすることもあります。

もともと好きだった音楽もお店でアウトプットすることができるので、いっそう楽しめるようになりましたし、仕事とプライベートの垣根がなくなったように思います。自分の気になることは全部やろうというのは意識しているかもしれません。

— 働くことに対しての考え方ややりたいことに変化はありましたか?

はじめのころは目先のことだけでいっぱいいっぱいで毎日必死だったのですが、少し余裕が出てきて、同じチームで働くみんなが楽しいと思えたり、やりがいをみつけている姿を見られることが自分のやりがいにもつながっています。

最近は、Hone StandのSNSの運用も任せてもらえるようになったので、カメラを買って写真の練習をしたり、編集をするようになりました。
自分の発信が少しでもHoneにとって良い影響を与えられたらうれしいです。

— 新たに挑戦したいと思っていることはありますか?

最近はブランディングの見せ方など、ビジネス的な視点でアドバイスをもらうことも増えてきていて、そういった周りの人たちからの意見やよい影響を私も身近な人に与えられるようになりたいと思っています。

また、前職のときから興味のあった ”場作り” に対しての意識がまた高まっていて、「今はこういうことが面白いと思う」とか、「こういうこともやっていきたい」というような相談もスタッフ間でよくしています。

まだ明瞭でなかったイメージも、話すうちにクリアになって、井澤からはいつも具体的なフィードバックがもらえるので、一層解像度が上がっていくのを日々実感しています。

メンバーと向き合うことで見つけた新たな可能性

— オガさんからみた、&Supplyの魅力はなんですか?

バックボーンやそれぞれの大切にしたいことが異なるなかで、妥協せずにどうすり合わせるかを真剣に考えることのできる人が集まっていることが最大の魅力だと思います。

苦楽を共にするHoneの立ち上げメンバー。

真剣だからこそぶつかるし、辛いと思うこともあるけれど、根が本当に素敵な人たちばかりなんです。

この人たちと一緒にいることで自分の人生の視野が本当に広くなるなと感じています。なぜなら、とにかく周りのみんなが一生懸命だから。
ヒントを与えてくれる人がたくさんいるんですよね。

自分がやりたいことやワクワクすることもどうしたら具現化できるかを噛み砕いて一緒に考えてくれるし、そういったいろんな人の考え方を吸収していくことで、自己発信にもつながると思います。

あとは、やっぱりデザイン会社という母体があったうえで飲食をしているということ。掛け合わせや一人ひとりが得意なことをさらに足していったら、できないことはないなと思えるところが& Supplyの強みですね。

— & Supplyに合うムードというのはどういうものだと思いますか?

チームで何かを成し遂げることが好きな人とか、目標だったりとか、やりたいことがある人は本当に楽しいと思います。

やりたいことがまだ見つかっていない人も、ここで何かを見つけたいという想いや自分自身やチームメンバーと向き合おうとする人の方が気持ちの面で得られることは多いと思いますよ。

— 最後に、&Supplyで働く日々のなかで見つけたご自身の強みや役割はありますか?

刺激を与えてくれる人とか、いろいろなキャラクターの人がいるなかで、私は心地よい空気に変えていけるような役割になっていきたいです。

そのためにも、一緒に働くメンバーの良いところや魅力的な部分を積極的に見つけて、ポジティブなマインドを他のメンバーにも伝染させられるようになりたいと思っています。

& Supplyでは、新たに飲食チームにジョインする仲間を募集しております。
採用情報の詳細は以下のリンクをご確認ください。

https://andsupply.co/job/

インタビュー・文:市谷 未希子



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