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もう見ることのない あなたへ

ピンと張りつめた空気の中
透明な空を見上げて
あなたの名前をつぶやいた

キャンパスではいつもふざけあってた
偶然隣の席だったからって
やけに仲良かったよね
「俺たちいつまでも友達だよな」
友達以上の感情を抱いていた私には
ちょっぴり辛い言葉だったよ

いつまでも続いていくのだと思ってた
だけどあなたは突然いなくなった
手の届かない遠くへ独りで行ってしまったね
こんなことなら
本当の想いを伝えておくんだった
あなたの胸を叩いて思いっきり泣いて
うんと困らせておくんだった

もう二度とあなたの顔を見ることはない
もう二度とあなたの声を聞くこともない

ピンと張りつめた空気の中
透明な空を見上げて
あなたの名前をつぶやいた

今ならあなたに届くかな
あなたのことが好きでした

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何気なく過ぎていく時間と日々
それはさ もしかしたら
「平凡で変わり映えしない時の流れ」
なのかもしれないけど
当たり前じゃないんだよね。

人の命なんて どこでどうなってるかわからない。
年齢が若いから 年を重ねてるから
残された時間が長いとか短いとか
そういう事が決まってるワケでもないし

「その日」の訪れは
ある日突然だったりもする。

だからこそね
今あるものを大切に
伝えられる時間と人を大切に
していかなきゃね。

地上にいる人の想いは
天に届けることができるかもしれないけれど
天に昇った人たちの気持ちを受け取ることは
簡単にはできないのだから。

特殊な能力を持った人じゃなければね。



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