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風俗はセーフティーネットになる?風俗嬢の現状は?(女性用風俗の話も少し)

女性用風俗・男性用風俗、パパ活・ママ活を経験してきたあんどうが、今回は風俗のセーフティーネットとしての機能についてお話ししたいと思います。

男性向けの風俗にはある話ですが
「いざとなったら風俗で働けば稼げる」
と思っている人は多いと感じることがあります。

こう思っている人は男性にも女性にもいて
「男の人の前で脱ぎさえすれば何とかなる」
という感覚をもっているようです。

たしかに、男性用風俗が貧困女性のセーフティーネットとして、最後の砦の役割を果たすこともあるのは事実かもしれません。
全国的に知られるような有名な風俗キャストさんでも、キャリアのスタートは「お金に困っていた」という理由だったりすることもあります。

でも、最近は風俗が女性のセーフティーネットとして機能しなくなりつつあるのをご存知ですか?
私がそう思う理由は3つです。

① 人気商売としての側面が強くなっている

今は圧倒的にSNSの時代ですよね、風俗も例外ではありません。
キャストさん自身が自分で情報を発信して、お客さまを獲得することが必須になりました。
宣伝活動をお店に任せきりにしていたら、あっという間にライバルと差がついてしまいます。

キャストさんの投稿する写メ日記やSNSをくまなくチェックし、最終的には推しに会うような気持ちで来店されるお客さまは多いです。
もちろんキャストさんたちは、お客さまと会っている間も気を抜きません(むしろこっちがメインの仕事です)。

推し活感覚で風俗を楽しむ人が増え、「誰でもいい」と思っているお客さまは少数派になりました。

② 市場規模が縮小している+労働人口が増えている

お客さまの懐事情は厳しくなりました。
若者の風俗離れも進んでいて、前より市場規模が縮小しているように思います。

そして懐事情が厳しいのは女性も同じです。
お客さまが減っているのに、キャストさんの数は増えていると言われています。
そのため、安定してお客さまを獲得するのは年々難しくなっています。

③ 多様な人材が参入している

キャストさんが増えるにともなって、経歴も属性も年齢も多様な人たちが風俗に参入するようになりました。
そういう人たちのなかには、風俗以外の場所であっても成功するような優秀な人材もたくさんいます。

「仕方なく風俗で働く」という女性自体が減ってきているように感じます。

①~③を踏まえると、「脱ぎさえすれば何とかなる」という感覚では到底やっていけないことがわかるかと思います。
能力があるということと、努力ができるということ、そのどちらも必要とされます。

なので、「ほかの仕事はダメだったから風俗で」と思っている女性は、残念ながら競争に負けてしまいます。

こうした状況から、セーフティーネットを本当に必要としている女性たちは、むしろ風俗からはじき出されてしまうようになりました。

以前風俗がセーフティーネットとして機能していたのは、ライバルが少なくて出勤しさえすればお客さまが付くという状況だったからです。
でも風俗店は福祉団体ではありません。
売上を出してくれる優秀な女性を優遇するのは、お店の存続のために必要なことでもあります。

もはや風俗は「最後の頼みの綱」ではないのです。
仕事の向き不向きというものもあるので一概には言えませんが、ほかでダメなら風俗でもダメだと思ってもらった方がいいかもしれません。

ここで、女性用風俗の話を少し。
女性用風俗については、男性のセーフティーネットとして機能していた時期は今のところないと言っていいでしょう。

もちろんお店によっても違いはありますが、女性用風俗でキャストとしてデビューするには、男性用風俗よりも厳しい採用条件や講習が課せられていることがほとんどです。
採用されてもデビュー前の新人講習で断念する男性もいるほどです。
この大変さに耐えられる人は、風俗でなくても働ける人材だと思います。

お金に困って風俗に足を踏み入れる人は、女性用風俗にも男性用風俗にもいます。
でも、デビューの理由はともかく、風俗にまじめに取り組んだ人のなかから売れっ子が誕生するのは、どちらでも同じようです。

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