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ラーメン好き必見! 罪悪感のないラーメンのお店に行ってきた!

こんにちは。
&love編集部の小笠原です。

皆さんは「ヴィーガン料理」って食べたことはありますか? ヴィーガン(完全菜食主義者)を知ってはいるけど食べたことはない、美味しいのかわからないって人も多いのではないでしょうか。

私もヴィーガン料理を食べたことがなく美味しいのかな、物足りなくないかなと感じていました。しかしヴィーガン料理はヴィーガンでない方も美味しく食べられ、さらには数年前から話題となっているSDGsに貢献することも出来るんです!

SDGsとは皆さんご存知の通り、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)で、世界中のすべての人々にとってよりよい世界を作るために設定された目標です。

近年私たちの食生活は欧米化していると言われており、世界的に動物性食品の生産が進んでいます。

家畜を育てるための穀物を生産するために大量の土地と水が必要で、そのために至る所で自然破壊が行われ、さらに動物性食品中心の食事に偏ってしまうと肥満、成人病など病気のリスクも上がってしまいます。
菜食中心なヴィーガン料理は様々な病気の予防にも繋がるという研究結果も出ており、身体のために実践したヴィーガンが社会貢献にもなるなんて素敵ですよね。

今回はラフォーレ原宿2Fにヴィーガンヌードルなどヴィーガン料理を多数提供されている「Chipoon」に行って来ました!

流行の発信地・原宿。そのシンボルとも言えるラフォーレ原宿内で、ヴィーガンヌードルを提供している中華ファストフード「Chipoon」。

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お店のテーマは「エレガント可愛い」可愛らしいピンクの内装、フラミンゴのイラストはよく見るとクチバシがレンゲになっています。これは「お店の名前がレンゲの英語名”China Spoon”を短くした造語」という理由だからだそう。よく見るとお店のレンゲもピンク色です!

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ヴィーガン料理を出しているお店というとナチュラルな内装や、野菜もりもりな看板をイメージしていたのですが、ポップなデザインで原宿らしいキャッチーな外観なのでここがヴィーガン料理を提供しているとは一目ではわかりません。カウンター席のみですので、1人でも気軽に立ち寄れます。

”美味しいものを追求したらヴィーガンだった”

「銀座の中華料理の名店『Renge equriosity』でたまたま出してもらった”塩と野菜だけのラーメン”に出会って感銘を受けまして、、、」と話してくださる株式会社ドロムの代表取締役社長 齋藤悠さん。いつか一緒にお店を出したいと話していたRenge equriosityオーナー西岡英俊シェフと齋藤さんは”美味しい中華ファストフード”というコンセプトのもとChipoonをオープンさせました。

お店の看板メニューでもある「ヴィーガンヌードル」825円(税込)は、透き通ったスープを一口食べるとその味わい深さに驚きます。

麺には卵は使用せず、玉ねぎや水菜、竹の子のシャキシャキ感、湯葉はモチモチで中央のマスタードがいいアクセントになっていて汁まで飲み干せちゃいます。湯葉を使用したのは台湾の粗食にヒントを得たそうです。

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「ベジタブルタンタンヌードル」902円(税込)は一転、真っ赤なスープが特徴。
赤く透き通ったスープに細麺が絡んで、ピリッと辛くスパイシー。ラー油はお店で手作りしており、旨味と辛味が楽しめます。トッピングのチーズはなんと豆乳で出来ており「よく混ぜてくださいね」と齋藤さんに教えていただいた通り混ぜるとまろやかなチーズが辛さを和らげてくれとても食べやすくなります。

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「本当に美味しいものは化学調味料を使わなくても素材の旨味で十分美味しいんです。」と笑顔で話してくださる齋藤さん。

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代替肉を使用しないのは、何かに似せるのではなく美味しいものは野菜だけでも十分美味しい料理が出来るとという考えからだそう。
旨味が強いと塩分が感じずらくなるため、一般的には化学調味料を多用するラーメンには塩分濃度を高くして満足感を出します。Chipoonのラーメンは化学調味料を使いませんが、旨味は強いため、満足感を得るために塩分を使うのでなく、酸味を使うテクニックにより満足感を出しています。

それは、西岡シェフが化学調味料を使用しなくても、素材本来のうまみを引き出したシンプルな料理も提供できる腕だからこそ出せる味なのです。

ラーメンだけでなくデザートもヴィーガン仕様のものがあり「メープル豆乳杏仁豆腐」385円(税込)」は、白砂糖を一切使わずメープルシロップを使用しているので甘さも控えめなのでさっぱりと食べられ、ラーメンを食べた後でもペロッと完食出来ます。

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またコロナ禍を経てお店のメニューの一部を冷凍した商品の販売を公式ホームページなどでスタート。お店になかなか来ることが出来ないお客様も美味しいヴィーガンヌードルが食べられます。

”日本の美味しいを世界へ”

銀座や外苑前にある高級クレープ店「PÄRLA」のプロデュースもされている齋藤さん。なぜスイーツの中でクレープを選んだかと尋ねると「クレープが日本発祥だったから」とのこと。

また飲食業界の労働環境の向上についても取り組まれており、「ファストフードで労働環境を良く」という考えのもと、ちゃんとした素材でちゃんとした料理人が作ったものをちゃんとした費用で販売することも意識されているそうです。

「決してヴィーガンを押し付けるとかそんなつもりはなく美味しいものを提供することで何か考えるきっかけや選択の一つとして選んでいただければいいですね」と齋藤さん。

お客様を満足させるのはもちろん、生産者や働いている人達にも目を向けて本当に美味しいものを追求していくその姿が、ヴィーガン、ノンヴィーガン問わずたくさんの人から愛されるヴィーガンラーメンとして表現されているのですね。

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ヴィーガン料理が美味しくてヘルシーで体にもいい、そして知らず知らず環境問題などの世界的な問題にも貢献できるなんて一石二鳥どころか一石四鳥です!

まずは1ヶ月に1食、1週間に1食といった感じでランチタイムをヴィーガン料理にしてみてはいかがでしょうか。

1食でも変えることで健康面はもちろん、世界的な問題に目を向けて考えること、今自分たちが当たり前に食事をしていることに感謝しながら食べられると素敵ですよね。

今回取材させていただいたChipoonはテイクアウトもデリバリーも対応されています!
またオンライン販売もされていますのでお店になかなか行けないという方でも気軽に楽しむことができます。


まだヴィーガンを食べたことがないあなたもぜひChipoonのシンプルで美味しい罪悪感のないヴィーガンヌードルで「ヴィーガンデビュー」してみてはいかがでしょうか?

店名:Chipoon(http://chipoon.tokyo/)
住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿2階 GOOD MEAL MARKET
電話番号:03-6804-2123
営業時間:11:00〜21:00
定休日:ラフォーレ原宿に準ずる

ネットショップURL(​​http://shop.chipoon.tokyo)

※新型コロナウィルスの影響により、営業時間・定休日が記載内容と異なる場合がございます。ご来店の際には事前にお店までご確認ください。

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