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心理学 3の法則

相手に対して伝わる説明をしたい、分かりやすいメールや文書を書きたいとの想いは誰にでもあるでしょう。

伝わるということは、説得力があり内容が整理されていることが必要です。心理学的にはよく知られているマジックナンバー3の法則を用いることが効果的です。

3の法則と聞くと難しい心理学的技法が必要ではないのかと躊躇してしまいがちですが、それほど難しいことではありません。人間の歴史において、3という数字はマジックナンバーと呼ばれ、記憶に残りやすい数字として使用されてきました。

例えば、優、良、可といった学生時代の成績や、牛丼チェーンの大盛、普通、小盛のように区分の種類では3区分を用いられることがよくあります。3分間クッキングや3分で出来上がるカップ麺など日常において、マジックナンバーである3という数字は至る所で見ることができます。

このように何かを分類したり、相手に情報提供の際には、3というマジックナンバーを意識することで、相手の記憶に残りやすくなります。これは単に経験則ではなく、心理学的な実験でも実証されています。例えば、理由を説明する心理学実験では、1つや2つの理由を説明するよりも3つ以上の理由を説明すると極端に説得力が上がったという実験結果もあるのです。

また、3区分するときに併用したいのがラベリングという方法です。ラベリングと3の法則を併用することで、説得力の高い文章や説明が可能となります。

例えば、製品の特徴が3つあることを最初に宣言し、その後に、1つ目、2つ目、3つ目とそれぞれの特徴詳細を説明すると説明が構造的になり、理解しやすくなるのです。

3の法則やラベリングについては、頭で理解することは簡単でも、いざ使用する際には最初はなかなかうまくいかないものです。しかし、職場での朝のミーティングや日々の業務報告で少しでも使用し、経験していくとおのずと使い方の勘所が分かってくるものです。

少しずつ日常の中に取り入ることで自身のビジネススキル力がアップしていくことでしょう。

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