心理学 臨床発達心理士

"臨床発達心理士は、その名からも分かる通り発達心理学に基礎を置いた専門職で、同名の民間資格があります。子供から大人への成長過程において発生する、各種の心理的問題を解決するために必要な支援を行うのが主たる仕事ですが、大人になってからの加齢に伴う心理的変化などにも対応します。

主な活動場所は児童相談所や福祉施設などで、自閉症・知的障害・学習障害などの発達障害に対するケアを行うほか、子育てにまつわる保護者の不安解消などにも対処します。

また、スクールカウンセラーに準ずる者として教育機関でカウンセリング業務に従事することもあります。

臨床発達心理士の資格を取得するには、認定団体が行う資格審査に合格する必要があります。審査は年1回実施され、内容は書類審査・筆記試験・個別面接などとなっています。受験資格には学歴や臨床経験などの定めがあります。"