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心理 唇を噛む

唇を噛む癖は、2~3歳くらいから始まり、おしゃぶりをくわえさせて矯正しようとしますが、効果が無く大人になっても続いている人がいます。

気がついたら、いつの間にか唇を噛んでいるということが多く、他人からの指摘で「またやってしまった」と気づくことが多いようです。唇を噛む心理は、欲求不満を抱えて生きてきた過去があり、何らかのストレスを受けると唇を噛むことで気分解消を図っているケースがほとんどです。

その原因は、両親からの愛情不足であることが多い傾向にあります。

母親から十分な愛情を受けられず、いつも距離を置かれて生活していた場合などに唇を噛み始めたり、指しゃぶりや爪噛みが始まる子供もいます。

そんな子供たちは、「愛して欲しい」というサインを親に対して発しているのだと捉えた方が良いでしょう。これは「唇を噛むのを辞めなさい」と親が叱るだけで治るものではありません。

早めに医療機関や地域の育児相談室などに相談しないと、子供が年齢を重ねるに連れて手遅れになってしまいます。いい歳した大人がストレスを感じる度に唇を噛むようになるだけでなく、歯並びにも影響する場合があります。

十分な愛情を与えられずに育った人間は、大人になり親になってから、今度は自分の子供に対して愛情の与え方がわかりません。そのため、その子供もまた愛情不足に陥るという悪循環が生まれる可能性があります。

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