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HSS型HSPを名乗ってnoteを始めたワケ~弱点をさらす「怖さ」と「勇気」~

こんにちは。CHIHIROです。

栃木で
✔キャリアカウンセラー
✔ファッションコンサルタント
✔タップダンス講師
として活動しています!

わたしは
・社交的なのに一人が好き
・衝動的なのに慎重・臆病
・没頭するのに突然飽きる
・大雑把なのに神経質
・情に厚いのに超ドライ
こんな両極端さを併せ持つ「HSS型HSP」の気質をもっています。

このnoteでは、傍から見たら楽しそうだけど、心の中では葛藤しながら生きているHSS型HSPさんに向けて、

✔他人の目を気にせず素直でいるためには?
✔️自分のめんどくささを乗りこなすには?
✔飽き性・器用貧乏なんだけど、どうすればいい?
✔複業・スラッシュワークってどんな感じ?
✔️好き・得意を仕事にするには?

など【HSS型HSPが個性を生かしてマイペース・マイルールで生きるヒント】を書いていきます!

HSS型HSPさんが【自分が自分でいられる時間】をちょっとでも長く過ごしてもらえたらいいな、という願いを込めて綴っていきます✍︎✨

☾ ☾ ☾ 


さて、今回のテーマは「なぜHSS型HSPを名乗ってnoteを書くことにしたか」です。

HSS型HSPと名乗るのは怖いけど、それでも意味のあることだと思う。
そんな内容になっております!

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1|HSS型HSPを名乗る4つの怖さ


実はnoteを始めるにあたり、「HSS型HSP」であると開示して発信するかどうかには迷いがありました。

それは怖いから😂理由は4つ(も!)ありました。

1.弱点をさらすことになる


HSS型HSPに限らず、「HSP」であると開示するのは「わたしは、強めの刺激を与えればすぐ怯えます。ちょっとキツイことを言えば傷つきます。でも大抵言い返せません。頼まれたら断れません。利用しやすい人間です」と宣言するようなもの。これってちょっと怖いですよね。

それに、HSPを「病気」と認識している方も世の中にはいます。「HSPってあの、病んじゃってる的なヤツ?関わらないでおこう……」のように、関わる(読まれる)前に避けられてしまう可能性もあります。

2.自分のイメージを型にはめてしまう気がする

わたしはかねてから「わたしって○○なヒトだから~」や「わたしって○○型(血液型、星座、何とか診断の結果)だから~」という言い回しにすごく違和感がありまして……。それよりも自分の「感情」や「経験」「考え方」など、内にあるもので自分を説明したいな、と思っています。

科学的根拠の有無もさることながら、自分を何かの「型」にはめて語る、というのが、あまり好きではないみたいです。
自分を構成する要素の一部が重なっているからといって、その型を用いて自分を紹介してしまうと、そこまで該当しない項目があったとしても自分の性質として取り入れてしまったり、逆に、自分の中に確かにあるはずなのに、型にはマッチしない性質や考え方を掬い取れなかったりするのではないか。そんな怖さを抱いています。

3.「ズルいな」と思われるのでは…??

「わたしって○○だから」という言い回しには、どこか無責任で自己中心的な響きを感じてしまいます。
「あなたにどう思われようと、わたしはわたしを改める気はありませ~ん」
「わたしにはダメな部分があるのですが、それは○○な人間だからなので文句はナシで」
「○○型ってレアなんで。特別なんで。あなたとは違うんで」
こんなニュアンス。

HSS型HSPを名乗ることによって
「わたしは一見明るくポジティブですが、根は繊細で傷つきやすいので優しくしてください」
「ノリがよく見えますが、次に会った時にも同じだとは限りません。ムラがあります」
「人口の6%しかもっていないレアな性質なので、普通の方にはご理解いただけないかもしれませんが……」

こんなふうに、自分のめんどくさい部分を「生まれつきなので」と正当化しようとしているヤツに思われたら嫌だな、と思っていました。
「型」を盾に人間関係を良好に築こうとしない人間だと思われたり、自分を人口比率から「特別」と捉えて、優越感や存在価値を見出し安心している人間には思われたくなかったのです。

4.あくまで自己診断

最後の怖さは、HSS型HSPは「正式な診断」がないことに由来します。
先ほども書きましたが、HSS型HSPは「病気」ではなく「気質」です。病院に行っても診断書を出してもらえるわけではありません。診断書は休職や療養サポートの必要性にお墨付きを与えてくれます。いわば「生きづらさ」の証明。
しかしHSS型HSPは「気質」なので、正式な診断によって「生きづらさ」を証明することはできません。ネットにはセルフチェックツールなどが溢れていますが、それらはあくまで「自己診断」。自分が本当にHSS型HSPの気質があるのか、客観的に公的なお墨付きを得る手段はない……。

「自己診断をしてみたら、自分はどうやらHSS型HSPなようだ」
こんな曖昧な自己認識を拠り所にして、自分の体験や考えを発信してよいのだろうか?もしHSS型HSP気質をもっていなかったら?そもそもHSS型HSPは病気ではないのだから、生きづらいなどと主張するのもおかしいのでは?
そんな不安・葛藤がありました。


2|それでもHSS型HSPを名乗ることにした ~キーワードは「勇気」~


というわけでわたしは「HSS型HSPです」と名乗ることにためらいがありました。しかし結局は、自分を説明するワードとして「HSS型HSP」を用いることにしました。

その理由は「読んでくださる誰か」と「自分」に対して「勇気」を示したいと思ったからです。

1.「HSS型HSP」というワードを頼りに「このままで生きる」にたどりついた

いちばん最初の記事↓などでも書いていますが、わたしはずっと「自分を信じられない感覚」に悩まされてきました。

相手によって態度を変えてしまったり、趣向がコロコロ変わったり、気分屋だったり。感情や思考の「不安定さ」が「自分を信じられない」原因だったように思います。

その「不安定さ」を拭おうしてか、13年間「安定」した環境で一生懸命働いてみたのですが、あまりうまくいきませんでした。そして色々悩んだ末に、働き方を自分に合わせてみたら、ずいぶんと身も心も軽くなってきました。

「普通」の働き方を逸れてみよう、と思えたのはやはり「HSS型HSP」という概念に出会ったことが大きかったです。

・自分の不安定さが「HSS型」と「HSP」という相反する性質が共存することで生まれていること
・この気質をもつ人が、20人に1人はいること
・この「不安定さ」は決して「間違い」わけではなく、ただの「個性」であるということ

これらの事実を知って「自分がヤバいわけじゃないのか」と安心したし、「これを抑えつけてきたから苦しかったのか」と合点がいったし、「治すことはできないなら、受け入れるしかないようだな」と覚悟もできました。わたしの長年悩みを、やさしく受け止めてくれる概念に出会えたことで、自分を偽りながら生きるのをやめる決心がついた、という感じです。

こうやって一歩前に踏み出せたのは「HSS型HSP」気質であることを勇気をもって開示し、この気質との付き合い方について発信してくれた方々がいたからです。

わたしはまだまだ、この気質を完璧に乗りこなせているとは言えません。
ですが「悪くない。むしろ愛しいかも」くらいにまで受け入れられるようになりました。そして「活かして働いてみるか」と行動できるような環境に恵まれました。
というわけで、すでに発信してきた方がしてくださったように、わたしの「HSS型HSP」に関するこの心境や状況を、勇気をもって発信してみよう、と思いました。

2.仲間宣言

もちろん、個別の悩みやその解決のヒントを「HSS型HSP」を名乗らずに発信することもできました。冒頭に書いたように、弱点をさらす怖さや、気乗りしない部分もありました。

それでも名乗ることにしたのは「HSS型HSPはその気質を巧妙に隠すため、同じ気質の人と出会うのが難しい」からです。

HSS型HSPは、内面では自分の多面性や中途半端さ、傷つきやすさなどに不安を抱えているくせに、それを他人に知られないよう社交的でポジティブに振る舞う傾向にあると言われています(時田ひさ子先生の『その生きづらさ、かくれ繊細さん」かもしれません 』等ご参照ください)。そのため、同じ気質をもっている相手が目の前にいたとしても「気付かない」ことが多いのだそう。

悩みを打ち明けられない、誰にも分かってもらえない孤独感はなかなかに辛いですよね……。わたし自身、HSS型HSPの概念に出会うまではとても寂しかったです。
だからわたしは、手前の怖さは一旦脇に置き、HSS型HSPを名乗り「仲間です」と宣言することにしました。リアルではほぼ出会うことができないHSS型HSP気質の方がこのnoteにたどりつき、体験や思いに少しでも共感し、ホッとしてもらえたら嬉しいな、と思っています!


3.自分を受け入れるための挑戦

それに、自分の性質をもっと受け入れ、活かしていきたいという、大変個人的な(笑)思いもあります。

noteに書き始めてより強く感じたのですが、自分の体験を文字にして誰かにシェアするにはまず、その体験を受け止める姿勢が必要です。

受け止めたいから書いていることもあるし、受け止めたから伝えたいと思うこともあります。
「書こう」「シェアしよう」という意思には「この体験をなんとか消化してやろう、自分のものにしてやろう」という気概があると思うのです。「書く」は自分の気持ちや考えを整理する「お浄め」、「シェア」は体験を血肉にしていく「儀式」という感じでしょうか笑

さらに嬉しいことに、「書いてシェアする」とありがたい「お恵み」がいただけることがあります。読んだ方からのリアクションです。
レビューのログ、いいね、コメントなどをいただき「届いている」実感を得られると、自分の体験の意味がより深まるような心地がします。

また、わたしはキャリアカウンセラーとして「キャリア相談」を承っていますが、HSS型HSPという共通点をきっかけとして、このサービスに申し込んでくださった方が多くいらっしゃいます。HSS型HSPを名乗ったことで、つながったご縁です。

こうやって「誰かに届き、役に立つ」と、自分のめんどくさいHSS型HSP気質も、徐々に愛せるようになっていく気がします。

3|「HSS型HSP」という言葉を触媒にした「勇気」の輪


恥ずかしいけど、自分の体験を公開する。
どうしたらよかったのか、考えたことをお伝えする。
実際やってみて、成功したケースがあればご報告する。

発信することで、自分を受け入れられていく。
もしかすると、誰かに届く。喜んでもらえる。

すると自分をもっと受け入れられる。

この過程が、弱みをさらすことや他人に批判されるかもしれない「怖さ」を包み込んでくれていると感じます。

「HSS型HSP」というキーワードを使って弱さをさらし、自分を型にはめて発信するから、わたしを発見してもらいやすくなり、誰かに届きます。それに、全然関係ない人にズルく思われたとしても、同じ悩みをもつ人に喜んでもらえた方がきっと良い。

HSS型HSPを名乗って発信することは、この気質に悩む人にちょっとの「勇気」を届ける試みであり、わたしの中の「怖さ」を「勇気」に進化させる試みでもあります。

「なんですぐ飽きちゃうんだろう?」
「どうして他人のテンションに合わせて疲れちゃうんだろう?」
「約束したときは楽しみなのに、直前で行きたくなくなる私って最低じゃない?」

そんな悩みを持つ方が「HSS型HSP」という概念にたどり着き、わたしと同じように安心や納得感、前向きさなどを得られる。「HSS型HSP」という概念は知りつつも、うまく乗りこなせない方が「こういうやり方もあるのね」と、もう一度トライする気持ちをもてる。
HSS型HSPというわたしの「弱点」をオープンにすることで、自身や誰かの「怖さ」を和らげ、気質を良い感じに乗りこなし、他人とつながる「勇気」をもてる。

そんな「HSS型HSP」気質を触媒にした「勇気」の輪が、じわ~~っと、広がっていけば嬉しいな、と思っています。

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言い訳とかっこつけが入り混じったような、恥ずかしい内容になりました!
でも改めて、わたしなりの決意表明になったような、ただの自己満足なような笑

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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