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銀細工

銀細工(2013年)

あるとき、市立図書館のフリーペーパーラックで見つけた市の工芸館のチラシ。

そこに載っていた銀細工教室の案内を見て、すぐに手芸が得意でハイセンスな友人のSunnyさんの顔が頭に浮かびました。
Sunnyさんはきっとこれを見て「楽しそうだ」と言ってくれるのでは。というその時の予感は当たり、銀細工教室に数か月間、一緒に通うことになりました。

銀細工教室はシルバークレイを使ったアクセサリーの教室でした。

シルバークレイは、銀含有量90%の粘土で、紙粘土のような手触り。
作りたい形に成形した後に一度乾燥させ、細かい部分をやすりで削って、最終的な形に仕上げた後で、焼成します。
真っ白に焼きあがった銀細工の表面をステンレスブラシで磨くと、キラキラとした銀肌が出てきます。最後はヘラで磨いて鏡面を出すこともできます。

ちょうちょの指輪

最初に作った指輪。シルバークレイは焼成後に10%程度収縮するので、自分のサイズよりも大きなサイズでリングの型を取りました。
最初はクレイの造形も難しく感じました。
いつまでも形が決まらなかった…。

ハートのペンダントトップ

娘の名前を彫りました。
裏から見たところ。
ループをつけるのもとても細かい作業でした。
成型用の棒に細く伸ばした粘土を這わせてループを作りました。

ホルン

ホルン型のペンダントトップ。パイプ部分は指輪の型を使わせていただいたので、真円に近い形にできました。
パイプとベルの間は細くなっていて折れやすいので、補強用にワイヤーが入っています。

チューリップとちょうちょ

チューリップとちょうちょのモチーフ。
パーツを乗せていくことで立体的に作りました。
裏から見たところ。
太めのループを横向きにつけたので、ここに革紐を輪にして通すと、安定したペンダントトップになりました。


ダーラナホース

こちらもパーツの組み合わせで立体的に作った馬のモチーフ。
裏から見たところ。
焼きあがった銀細工の銀の純度は99.99%。とてもキラキラしていますが、細かい傷がつきやすいのも特徴です…。
ピンや革紐を通してアクセサリーに。
銀細工はそのまま置いておくと黒ずんできてしまうことがありますが、空気に触れないよう、手近な容器に入れておくだけで、色の変化を防ぐことができました。

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