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第12回おりおりめぐり~長月~

こんにちは。暑い夏が過ぎ、日が暮れるのも早くなってきました。おりおりめぐりは先月1ヶ月お休みをいただきましたが、皆さんお盆などゆっくり過ごせましたでしょうか。
気づけばおりおりめぐりを書き始めて1年が経ちました。ありがとうございます!^^

思い返せば、1年前の最初の投稿はお月見でした^^
今年の中秋の名月(旧暦8月の十五夜)は9月10日でした🌕。当日、わたしが見上げた空は曇っていましたが、雲の流れの合間に大きなお月様を見ることができました。皆さんの地域ではどんなお月様が見られたのでしょうか。

・お月見ってどんな行事なの?
・なぜお月見といえば旧暦8月の十五夜なの?
・たまに見かける大量の団子が積まれているのは何?
などが、もし気になったら過去の記事をぜひ読んでみてくださいね🌕

さて、では今年の9月は、『敬老の日』や『秋分の日』についてお話ししたいと思います。
『敬老の日』は言わずと知れた、高齢者を敬う日ですね。「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し長寿を祝う」とされ、9月の第三月曜日に設定されている祝日です。
ただ、その由来は聖徳太子が関係しているとも言われているということはあまり知られていないかもしれません。諸説あるそうなのですが、聖徳太子が仏教の慈悲思想に基づいて身寄りのない老人や病人のために「悲田院」という福祉施設を建てたのが9月15日だったことが由来となっているそうです。(元々は9月15日に設定されていましたが、ハッピーマンデー制度により第三月曜日にお引越ししたそうです)
母の日や父の日は外国由来の行事ですが「敬老の日」は日本発祥の行事です。日本には「還暦」、「古希」、「米寿」などご高齢の方を「敬愛し長寿を祝う」言葉も溢れています。
これを機におじいちゃん、おばあちゃんに感謝の意を伝えてみてはいかがでしょうか。(わたしは遠方に住んでいる祖母宅に手紙を出してみました^^)

続いて『秋分の日』のお題へ移ります。「秋分」は二十四節気の一つであり、昼夜の長さが同じになる日とされています。最近日が暮れるのが早くなったと感じるのも納得ですね^^
9月23日に祝日として設定されている『秋分の日』は「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ」という意味も込められているそうです。以前、『第7回おりおりめぐり~牡丹餅(ぼたもち)~』の回でお話しした「春分の日」の部分と一部内容が重なるのですが、仏教ではあの世が西、この世が東にあるとされ、太陽が真東から昇り真西に沈むとされる春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日とされており、一般的にお墓参りをする時期となっています。つまり、「亡くなった人を偲ぶ」日となっているのですね。

『長月』の祝日はどちらも、祖先や目上の人など「他者を敬う」の意が込められていました。暑さが和らぎ気候も優しくなり、心も優しくなる季節なのかもしれませんね☺️
わたしは"月"に因んだお菓子や栗の和菓子で秋の味覚を楽しんでいます🌰 皆さんもそれぞれ素敵な秋をお過ごしください☺️

(Instagramではご当地の最中を紹介しています。今月は栗の最中も登場しました🌰😋よろしければそちらもご覧ください^^


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