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「生理は個性」キャンペーン

生理痛も、更年期障害も「個人差」がある。
しかし、「個性」と思ったことは一度もない。

「ロリエ」の発売から40年間。
女性の身体に寄り添ってきたはずの
老舗企業が令和の時代に打ち出した
このワード。

「生理を”個性”ととらえれば、
私たちはもっと生きやすくなる」

「女性同士がお互いの生理の違いを
理解することを提案するプロジェクト」

だそうだ。

例えば、大病を患い苦しんでいる
患者さんに向かって

その苦しみをあなたの個性と考えて
受け入れましょう。」

「"あなたの苦しみ"も"私の苦しみ"も
みんな個性。みんなで理解し合いましょう。」

なんて事を、唐突に
青空をバックに爽やかに言われても

「あのう…どちらさんどすか?」

受け入れるかどうかは
当人が決める事であって
他人にとやかく言われる事じゃない。

きれい事じゃなく
初潮が始まるとPMSも含めて
月の半分は体調が悪いのだ。
出産も命がけなのだ。
やっと解放されたと思ったら
すぐに更年期がやってきてフラフラなのだ。

それでも充分に受け入れて
付き合ってきてるのですけど。
これを、さらに個性といって
押し付けられるのか。

「低容量ピルやアフターピルなどの
正しい知識を身につけると、私たちは
もっと生きやすくなるプロジェクト」

の方がずっと有益だ。

フワッとしたオブラートで包まれた
抽象的な概念ではなく
女性の身体をより深く知るための
具体的な知識、性教育が求められている
時代だからこそ、炎上してしまったのでは。

最近では
男性の声も聞こえるようになってきた。

「低容量ピル」に関しては
ホリエモンも語っているが

もっと広い定義での、
イケハヤ大学のイケハヤさん
「フェミニズム入門」が新鮮だった。

父親として自分の娘の幸せを考えた時に
日本は今のままでいいのでしょうか。



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