【福井県】 鯖江クリエイティブ〈森ハウスと五兵衛邸、そしてTSUGI〉
ものづくりの祭典「RENEW」が終わり、鯖江・森ハウスでは打ち上げが行われていた3/12から五兵衛邸(森ハウス別邸?)に泊まることになりました。
▼ 前回の記事
ここはたくさん思い出があるのに、毎度写真を撮り忘れてしまっていたのであまり写真がないことが悔やまれます…
■ 森ハウスと五兵衛邸
今回どんな経緯でここに滞在することになったかというと、まず本Dさんというグットニートなお兄さん(下の写真の人)が「RENEW」があるため、東京のシェアハウス「モテアマス三軒茶屋」の人たちなどを福井県鯖江市に呼びました。
その流れで、「ちょうどいいし鯖江からから日本一周しちゃおう」という感じです。それと、カブを貸すよと言ってくれているいくやさんが鯖江の近くに住んでいたことも理由の一つ。
仕事が溜まっていたので、本格的に旅をはじめる前にある程度片付けていきたい…というのもありました。
ということで、3月いっぱいは基本的に延々仕事をしてました。笑
ちなみに、仕事は今年に入ってからは95%くらいビジュアルデザインの業務で、サイトやロゴ、その他紙媒体で使うものといった感じで色々です。
他にも、仕事以外のことが溜まっていたので片付けました。
時間があるのはすごく嬉しい。
溜まっていたToDoリストに次々とチェックが入っていきます。
鯖江で暮らしているときは、基本的に
昼はひとりで自炊。そして、夜はみんなでゴハン!
キッチンでみんなで料理する時は、だいたい海くん(五兵衛邸のシェフ)が先導してくれます。
お昼はあんまり人がいませんが(働いているので当たり前ですね)、カメラマンのもっちー(左側)が家にいたりするのでよく話しました。
もっちのパソコンを見ると、知り合いのイラストレーターさんのステッカー貼っていました。ECショップで買っているとのことで、なんだか世間は本当に狭いです。
鯖江といえば、メガネが有名ですね。
文明を一からつくる Dr. STONE でもメガネは重要な役割を果たしているのでめちゃくちゃ人類に大きな影響を及ぼした道具のひとつです。
鯖江メガネミュージアムは、なんと無料!
「森ハウス」と「五兵衛邸」という2つのシェアハウスが連なるようにあり、よく住民が行き来しています。
このシェアハウスの特徴は、みんなとにかくスーパークリエイティブ!!
正直、駅からめちゃくちゃ離れていて周りはたくさん田んぼがあるという感じです。なのに、どうしてみんなこんなに創造的なのか?
もともとは、森さんという方が(現在はフィンランドに留学中らしいです)鯖江にきて、デザイン会社TSUGIというところで働き始め、古民家に住むことになったそうなんですが、大きすぎてシェアハウスにしたらしいです。(聞いた話で、細かい部分違ったらすみません)
で、このデザイン会社TSUGIが中心となって、ものづくりの祭典「RENEW」を始めたことで若者がさらに工芸品などに興味を持って住みたい人が増え、その人たちが定住するようになった。というのが歴史なようです。
ものづくりの街であることもあり、
シェアハウスの人(出入りしている人も含む)は、
・メガネ職人
・刃物職人
・工芸品セレクトショップの店員
・イラストレーター
・TSUGIで働くデザイナー
・RENEWスタッフ
・カメラマン
・建築士
・大工
・料理人
etc…
など、みんなクリエイター気質な感じです。
ほとんどの人が美大卒のシェアハウス(そんなことある?)では、住民のメガネ職人みおちゃんやデザイナーおつぼ先生の卒制プレゼンを聞かせてもらったりして、めちゃくちゃ面白かった..!(美大には行きたいなあと思ったこともあったのでマジ楽しかった)
他にも、なみちゃんは夜な夜なイラストを描いていたり(テイストがすごくよかった…)、翔さんは建築図面でもうみても何も理解できない設計図を作っていたり、もっちーは写真のポートフォリオを作っていたり。
その住民たちの友達が近くの街からやってきて、リビングに集まっていることもしばしば。鯖江周辺が出身地の若者たちは、口を揃えてこの場所があって本当に良かったと言っていました。
やっぱり、地域に外に開かれた場所があることって本当に重要だと思います。
■ デザイン会社TSUGI
この街に、森ハウスやRENEWがあるのはTSUGIがあるから、と言っても過言ではないと思います多分。基本的には、ローカルの案件のみを受けているそうです。
デザインオフィスの横には「TOURISTORE」が併設されており、その中にはデザイングッズショップ?の「SAVA!STORE」もあります。
ということで、おじゃましてきました。
前回来て間もないのに、また新しい企画が始まっているみたい。すごい!
なんとここに来る直前に、Twitterで代表の新山さんがフォローしてくれました(多分RENEWのツイートをしていたため)。
新山さんがいらっしゃったので、そんな話なんかをして「地域でのデザインに興味があってきました」と話すと、なんとお忙しい中お話する時間をいただけました…!!
ちなみに、TSUGIにきた目的のひとつである「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる(通称:おもデザ)」も購入させてもらいました!
旅の話をして、地域とデザインで面白いことをやられているところを見てまわるんです、と話すと「この本を持ってまわったらいいよ!」と。
確かに!サインをもらいながら、本を片手に気になる方々のところに会いに行けるパスポートになる本。それは自分にとっては、会いに行く接点がないという課題を解決してくれる本です。ありがたい!
新山さんは、インタウンデザイナーというデザイナー像を提唱しています。(会社で働くデザイナーをインハウスデザイナーと言います)
地域の資源を活かして地域のあるべき姿を導くのがインタウンデザイナーだそうで、"地域の資源を活かして"というところが超キーポイントな気がします。
もともとは建築出身であったこともあり、視覚表現だけにとらわれない課題解決型のデザインをされているようです(多分、デザインとは本来そういうものだけど、なかなか表面だけになりがちで難しい)。
だから、RENEWも運営されている。
もはや、街医者的な存在だなあと感じます。
その街の課題を発見して、それを根本から治すために最適な処置方法を提案する。そういう仕事が目指したいデザイナー像ではあります。(今までやってきたイベント運営なども無意味ではないと信じたい)
こういう時、時間を取っちゃって申し訳ないなあと思って、せっかくのチャンスタイムを「今日はありがとうございました!!!」と自分から切り上げてしまうことが多々あります…
ただ、聞きたいことはたくさんあったので、
最後に「これまでの話がここにまとまっているよ。」
とまとめ記事を教えていただきました。
すごくしっかりまとまっているので、ぜひ読んでみてください!!
てな感じで、クリエイティブ鯖江ライフは3月末までだったのを通り越して、4月前半に突入してしまいました。笑
次回は、住民のみんなと過ごした思い出と五兵衛邸を出発するまでについて書こうと思います!
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