夢を現実にそのまま再現したらきっとこんな感じ-東京都現代美術館「クリスチャン・ディオール」展
現在進行形で韓国に住んでいるのですが、2月後半ごろに日本へ一時帰国をしてきました。
日本への一時帰国にて楽しみにしていたイベントは色々とありますが、中でも1番楽しみにしていたのは東京都現代美術館で開催されるディオール展!
SNSでこのディオール展のことを知り、展示の参考画像が全部どうなってるんだこれは…といった写真だらけな上、行ってきた人が軒並み絶賛していたので気になってました。
幸い、2月分のチケット販売開始前に日本に行ける事が確定したので、販売開始と同時にアクセスしてなんとかチケット確保。
4月分のチケットは3月1日(水)から販売開始とのことでちょっと見てみたのですが、3月2日現在見事に全て売り切れ。
でもこのくらい人気があるのも納得な、ボリューミーで展示の仕方も全て丁寧で素敵で、まさに「夢のクチュリエ」の副題にふさわしい夢々しくて洗練された展示でした。
この内容で2000円はとてもお値打ちだと思う。全部回るのに大体1時間半かかったかな。
おきにいりたち
SNSで何度も見かけた真っ白な部屋に真っ白なお洋服が展示されている部屋。
服から色や柄という要素を一切排除して見比べたのは初めてで、白って服の影やシルエットがすごくよく見えるんだな~という発見。
服に落ちる影を美しく見せてくれるよう、照明も工夫されていて、よりデザインに集中してみることが出来て面白かった。
空間に惚れ惚れした部屋。
全面鏡張りのお陰で天井の照明がどこまでも続いていくように見えたのと、照明に負けないくらいキラキラ輝くドレスがすごく綺麗だった。
マネキン一体一体に個性があるのもいいよね
ディオールを着たモデルがならぶ色々な雑誌と、香水のシリーズ。
このブースではディオールのフレグランスラインのCMとショートムービーが上映されていて、日本と海外のCMの違いを感じたりした。
ショートムービーは世界各地に住む神秘的な生き物(精霊とか人魚とか)にDiorのドレスを届けにいくストーリーで、美と儚さと少しの耽美を詰め合わせたズルい映像だった。
これです。探したら普通にあった。
後ろに垂れている紙で出来た草花は手作業かも(最後の提供なところに切り絵師みたいな感じで紹介されてる人がいたので)本当にいい仕事、、この空間にぴったりな装飾で感動。
この空間が1番お気に入りかもしれない。
庭園コンセプトのお部屋なのだけど部屋全体がお花と草をモチーフにしたレースみたいな仕上がりになっていて夢々しいとかを飛び越えて最早夢とか絵画の世界とかそんな感じ。
ものすごいお部屋はまだまだたくさんあるのだけど、全然写真ではそのすごさが伝わりそうにないので諦めます。
ぽーっとした夢見心地のままフラフラっと入った先のグッズショップで今回の展示のポストカードを爆買いしてしまった。
しょうがないので今家に飾っているのだけど、適当に飾っているにも関わらずなんとなくサマになっており、さすがディオール…と思いました。
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