今日のプチ生理:細胞内に存在する受容体に結合して作用を及ぼすホルモンはどれ?
こんにちは。かずひろ先生です。
今日は生理学。ホルモンの種類について問題をみてみましょう。
<鍼灸-2008-37>
問題7-23 細胞内に存在する受容体に結合して作用を及ぼす
ホルモンはどれか。
1.インスリン
2.アドレナリン
3.プロラクチン
4.テストステロン
さて、こちらはどうでしょう。
【答え】
4.テストステロン
性ホルモンはステロイドホルモン、脂溶性
💡ホルモンの分類💡
・ステロイドホルモン(脂溶性)
- 性ホルモン(アンドロゲン、エストロゲン、プロゲステロン)
- 副腎皮質ホルモン(アルドステロン、コルチゾル、副腎アンドロゲン)
・アミン類
- 甲状腺ホルモン(脂溶性)(サイロキシン、トリヨードサイロニン)
- 副腎髄質カテコールアミン(水溶性)(アドレナリン、ノルアドレナリン)
・ペプチドホルモン(水溶性)上記以外のホルモン
脂溶性ホルモンは細胞内にある受容体に作用します。効果の発現が比較的ゆっくりで、持続します。一方、水溶性ホルモンは細胞膜上にある受容体に作用します。効果の発現は速やかで、効果も比較的早く消失します。
その他の選択肢について
1.インスリン:ペプチドホルモン・・・水溶性
2.アドレナリン:副腎髄質カテコールアミン・・・水溶性のアミン
3.プロラクチン:ペプチドホルモン・・・水溶性
■ まとめ
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