足りなかったのは「お客さまが本当に望むもの」への理解

こんばんは。アミです。
個人でデザイナーをしており、お客さまにとって「ファンを作るため、一緒に頑張るパートナー」であることを目指しています。
現在とあるマンションのPRのためブランディング作業中です。

今回は「ブランディングが9割(青春出版社)」という本によって、ブランディングにおいて足りていなかった視点に気づいたお話です。
私のサービスを例として考えたものをお知らせしますね。
(マンションについては進行中なのでまた別途お知らせします。)

「顧客って誰だろう?」

SNSなどで自分のサービスについての発信をする際、その強みや「らしさ」、競合サービスとの差別化に意識を向けて、

「どうしたら特徴やメリットが伝わるだろう?」

「他と違う点をアピールしなきゃ!」

と思っていました。これらも間違いではなく大切なことなんですが、足りていなかったのは「伝える相手がいる」ということ。やたらめったらアピールしても、誰に伝えたいのかを自分でもわかっていなければ伝わるはずもありません。

その手のノウハウ本を読んでは「誰かに伝えるように書くことが大事」「PCの先の相手を想像して」などよく目にしていたにも関わらず、この本で細かく実践形式で書かれていなければ実感していませんでした。

ターゲットは絞れ!

個人で仕事を始めたばかりの頃。マーケティング等で言われる通り、ターゲットを絞った方が良いと思い色々と考えていた時期もありました。「個人事業主のためのデザイナー」と名乗ろうか、それとも印刷物が好きだったので「パンフレット専門」…?色々考えては、どうもしっくり来なくてそのうちに有耶無耶になっていたのです。

それもそのはず。私はターゲットをおそらく「自分が売れそうな相手」として捉えていたのです。

ターゲットは「理想のお客さま像」。売りたい相手ではなく、お客さま像なのでした。ありがたいことに私のサービスを買ってくれるお客さまもいらっしゃいます。
実際にいらっしゃるその方々を思い浮かべながら、

「私を選んでくれた、価値観に共感してくれた。そんな方とお仕事できたら…」

と考えることで、情報を伝えたい相手を絞ることができました。

お客さまの本当のホンネとは?

さらに本によると、

人は意識的に行動しているのは5%で、残りの95%は無意識に行動している

とのこと。だから、お客さまも気づいていないような「ホンネ」を探り、そこに対して解決策を提示してあげる必要がある。目に見えるニーズには大手企業などが解決策を提示しています。ブランドとして差別化するには、この潜在的なニーズに応える必要があるんですね。

一体どう考えて、どういう手順でこのサービスを買ってくれるのかな?

商品が納品された後はどんな気持ち?どうしてそう行動したの?

どういうことを叶えてもらえたら嬉しいだろう?

さっき絞ったターゲットだったらどうするだろうと沢山想像し、徹底的にお客さまの気持ちになってみました。(一人だと視野が狭くなってしまうので、誰かとアイデアを出し合えると良いですね。)

導き出した「目指す姿」とは

「熱い想いを持って開業・経営をする人を応援したい」という想いを元々持っていた私は、そこに自分「らしさ」や強み、他にないポジション、そしてお客さまの望む視点を取り入れて、

ファンができるようなお店や商品・サービスを作るために、一緒に頑張るパートナーを目指したい

という考え方を軸にすることにまとまりました。


今回私は「自分らしさや強み」、「競合との差別化」という2つの視点に加え、「お客さまが本当に望むこと」の3つの視点から考えることで、ブランドの指針を決めることができました。

これを軸に、情報発信やデザイン、サービスなどを考え、実行していきたいと思っています。

自分の例で一度理解を深められたことで、マンションなどお客さまのブランディングの際に活かせると良いな!

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