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高齢化がすすむ秋田で元気をつくる

▼自己紹介


秋田県の北秋田市で
理学療法士から 農家に転身した 宮本あきこ と申します!

老人保健施設で12年以上リハビリの仕事をしておりましたが 退職し、
R3年10月から農業への道を歩み始めました。

寅年生まれの年女、三児の母です。
決してもう若くないですが、
農業の世界では若いと言ってもらえます(笑)

今年は雪がすごいですね。
野菜とともに、私の気持ちも
雪に埋まってしまいそうなほどでしたが、

せっかく あなたラボに参加したので
noteリレーに参加させていただこうと思い、書いてみます。

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▼なぜ農家に!?


もともと「じいちゃんっ子、ばあちゃんっ子」だった私は、
高齢者にいつまでも元気でいてほしいという気持ちから、
理学療法士として高齢者施設で勤務していました。
そして、リハビリをしながら
この地域での介護や医療での現実をみてきました。

このままでいいのか。
現在の介護や医療は正しいのか。
もっと高齢者のためにできることがあるはず…。

H29年、父方の祖父を入院→施設に入所して亡くし、
ひどく後悔していた私は、
せめて二人暮らしで農業をしている母方の祖父母には
ぎりぎりまで祖父母らしい生活をしてほしいと思うようになりました。


幼いころから祖父母の農業を見て、早朝や深夜も好きで手伝っていたこともあり、
よし!
農家になろう!
と決意し、
一昨年から「ふかさわファーム」として

理学療法士として勤務しながら
密かに活動してきました。

自作ホームページ
https://fukasawafarm.storeinfo.jp/

▼あなたラボでやりたかったこと



老人保健施設での勤務で、
いろいろな利用者さんをみてきて問題に感じたことで、
かつ、
自分がどうにかできそうなこと…

それは、冬場の運動場所の提供でした。

主に通所系のサービスを利用している方や、その予備軍の方が対象になるかと思われます。


夏は屋外を散歩したり、ちょっとした草取りの作業ができる方も、
秋田の長い冬の間、
(雪かきできる方はいいのですが、そうでない場合)
何カ月も自宅の中に閉じこもりがちになってしまいます。

その間に、体力も低下してしまいますし、
近所の方と会う機会も減り会話することがないと認知症も心配です。

そこで、広いスペースを借りて、
高齢者や障害のある人でも、誰でも

自由に運動できる空間をつくりたいと考えました。

困っていることを聞いて相談に乗ったり、
運動を一緒に考えておこなってもらうこともできます。

誰でも自宅では一人で運動したくないものですが、
このような場では、みんなで体操することで
楽しみながら身体を動かすことができるかもしれません。


また、在宅で介護をがんばっているご家族の方の
気分転換や悩み相談の場所としても利用していただきたいと考えています。

いくら高齢者が「施設に入りたくない!自分の家で生活したい!」
と思っても、
それをサポートしてくれる方への負担が大きくなりすぎてしまうと、
どうしても在宅生活の継続は難しいと思います。

せめて、ご家族も一緒に安心して外出できる場所、
相談できる場所として利用してもらうことで、
ご家族の精神的な負担を、少しでも軽減する助けになれたら…。

そんな「リハビリスペースをやってみたい!」
と思い、発表し、

なんと、テレビ(夕方のニュース)にもでました!
勢いで、秋田若者チャレンジの補助事業にも応募!

▼今年度の成果…

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そんな勢いに乗っておりましたが、

退職し、私生活が大きく変化。

新規就農の細かな手続きも、想定よりもスムーズに進まず。

若者チャレンジも落選。

改めて販売方法や、栽培方法などの難しさも感じ、
農家としての自信が持てない日々…。

当初は、「夏は農家、冬はリハビリスペースをつくって生活していくんだ!」と思っていましたが、

退職してから小さな壁にぶつかり続けるのは、
急に 慣れない小型飛行機を、乱気流の中操縦するパイロットの気分で、

今、これ以上新しいことを始めるのは、
私にとっては、キャパオーバーでした(><)

そのため、今年度はtalk your willで、発表したのみで、
「リハビリスペース」のその後の活動は全くできておりません…

申し訳ありません(><)

しかし、考えが変わったわけではないので、
いつかは必ず実現したいと思っています!

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▼私のこれから

来年度以降になりますが、
冬場の「リハビリスペース」の活動は、
まずは、既存の施設や設備を使用してやってみようかと思います。

当初は、自分でできそうな範囲でおこなおうかと思っていましたが、
協力してくれる仲間集めもしていきたいと思います。

同じリハビリ職関係の方や、
マッサージ関係の事業をおこなっている方たちにも声をかけてみて、
一緒の空間でブースを開いていただけないかな~と、最近勝手に考えています。

他にも、利用される人が足を運ぶきっかけになるような企画やイベントも取り入れ、
多くの方に利用してもらい、
冬場の健康作りのお手伝いが出来たら…と思います。


一方で、
まずは、農家としての技術や知識を身につけるよう努力したいと思います。

その上で、
農作業はリハビリにも絶対に効果があると感じています
(身体的にも認知的にも)

収穫体験や作業体験の受け入れも少しずつおこないながら、
「農業とリハビリ」の今後の方向性について模索していきたいと思います。

そして、

アグリハ(agriculture+rehabilitation)

→農業+リハビリ

↑命名したのは、おなたラボ2期生で、
同じ理学療法士の瀬戸新さんです(^^)v

アグリハとしても活動ができたら楽しそう…!!

そんな構想もゆるく考えながら、

今後も自分の出来そうなことを
半径5mから始めていきたいと思います。

まだまだ活動のペースは遅いこんな私ですが、
ゆっくり進んでいきますので、
どうぞ、応援よろしくお願いいたします(≧▽≦)

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