「負い目」の清算としての「党派」
〈焼き畑〉コースは「革命闘争」を退ける。〈焼き畑〉コースは、それぞれ個別の問題に対して「当事者」として闘われる闘争を支持しつつ、それに取り組むような「当事者」としてのアイデンティティを持てない者に可能な「運動」を提示することを目指す。その際、マルクス主義あるいはマルクス=レーニン主義(以下、単に「マルクス主義」)のような「革命闘争」モデルに依拠しない。以下では、〈焼き畑〉コースが「革命闘争」を退ける理由を部分的に述べつつ、「革命闘争」と個別的な諸闘争の関係について論じる。