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毎日株価分析:三谷産業

今回は、樹脂・エレクトロニクス、空調設備工事、情報システム、エネルギー、化学品、住宅設備機器など多岐にわたる事業を展開する「三谷産業」の分析です!

今回の銘柄は個人的にかなり注目しています!!

今期の業績は前期比で見るとかなり好調で、事前予想も超えており、単年度の数値として見ても十分良好ですが、その割にPBRはかなり割安です。
直近の株価は落としているものの能登半島地震の影響が大きいため、復興に向かっている今は相当買い目になっていると思います!

今年の1-3月期で業績が落ちたため株価も直近は落としているものの、大きな要因は能登半島地震による一時的なビジネス停滞と復旧支援費用の計上となっています。

会社概要

  • 会社名: 三谷産業株式会社

  • 設立: 1946年

  • 本社所在地: 石川県金沢市

  • 事業内容: 樹脂・エレクトロニクス、空調設備工事、情報システム、エネルギー、化学品、住宅設備機器関連事業

主な事業内容

  1. 樹脂・エレクトロニクス関連事業:

    • 車の部品や電気製品の部品を作っています。

    • 例えば、車の内装部品や家電の部品など。

  2. 空調設備工事関連事業:

    • オフィスビルや商業施設の空調設備の設計・施工を行います。

    • 例えば、冷暖房システムや換気設備など。

  3. 情報システム関連事業:

    • 企業や公共機関向けにITソリューションを提供します。

    • 例えば、業務効率化のためのソフトウェア開発やシステム構築など。

  4. エネルギー関連事業:

    • 石油製品やガスの販売を行います。

    • 例えば、ガソリンスタンドの運営や家庭用ガスの供給など。

  5. 化学品関連事業:

    • 化学製品の製造・販売を行います。

    • 例えば、医薬品の原材料や工業用の化学製品など。

  6. 住宅設備機器関連事業:

    • 住宅向けの設備機器の販売・施工を行います。

    • 例えば、キッチンやバスルームの設備など。

予測確率

今の時点で3末決算の決算短信を発表した企業は300社以上ありますが、その中でも秀英予備校はAI予測による株価上昇確率が76.9%と9番目に高い結果となりました。
つまり、AIモデルによる予測では1年後に5%以上値上がりする確率が76.9%となっています。

株価成長率と予測値の関係

三谷産業の株価変化率と予測値の関係

株価が15%値上がりした段階で予測値が70%、30%値上がりした所で予測値が60%になるため、AIからは15-30%の値上がりが期待されています。

予測値の解釈

PBR:0.46倍
PER:10.48倍
配当利回り: 2.56%
直近1年の株価変化率:+14%
ROE:4.70%
ROA:2.70%
売上高:958億57百万円(前年同期比6.0%増)
営業利益:16億66百万円(前年同期比70.3%増)
経常利益:24億43百万円(前年同期比42.4%増)
親会社株主に帰属する当期純利益:20億68百万円(前年同期比115.4%増)

冒頭に書いた通り、PBR0.46倍と割安ですが、ROE・ROAともに単年度で見ても好調で、前期比で見た純利益は倍以上になっています。
この辺りの情報からAIに押されています。

IR情報

2024年3月期の連結業績

  • 売上高: 958億57百万円(前年同期比6.0%増)

  • 営業利益: 16億66百万円(前年同期比70.3%増)

  • 経常利益: 24億43百万円(前年同期比42.4%増)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 20億68百万円(前年同期比115.4%増)

  • 包括利益: 60億98百万円(前年同期比223.0%増)

  • 1株当たり当期純利益: 33.59円(前年同期は15.60円)

来期の売上高の増加は、情報システム関連事業以外の5つの事業セグメントにおける増収によるものです。営業利益の増加は、売上高の増加によるものですが、経常利益の減少は為替差益の減少が主な原因とされています。また、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、前期にあった非上場株式に係る投資有価証券売却益の計上が無いためです。

セグメント別業績

  • 樹脂・エレクトロニクス関連事業

    • 売上高: 119億60百万円(前年同期比27.2%増)

    • 営業利益: 12億94百万円(前年同期比373.3%増)

    • 増加理由: 車載向け樹脂成形品の需要が回復し、車載向け以外の新規案件の販売が順調に伸長したため。また、工場稼働率の回復と生産効率化の推進も要因です。

  • 空調設備工事関連事業

    • 売上高: 150億67百万円(前年同期比19.1%増)

    • 営業利益: 12億23百万円(前年同期比74.0%増)

    • 増加理由: 首都圏における大型の新築工事の順調な進捗と、ベトナムにおける設計・積算業務(BIM業務)の受託が好調であったため。また、リニューアル工事において付加価値の高い提案が実施できたことも寄与しました。

  • 情報システム関連事業

    • 売上高: 99億16百万円(前年同期比12.3%増)

    • 営業利益: 8億85百万円(前年同期比18.7%増)

    • 増加理由: 北陸地区での公共機関向け案件の受注が好調であったこと、また、「POWER EGG®」の導入実績が増加したことが要因です。特に金融機関での導入数が増加しました。

  • エネルギー関連事業

    • 売上高: 72億94百万円(前年同期比5.5%減)

    • 営業利益: 3億35百万円(前年同期比15.5%増)

    • 増加理由: 石油製品の販売価格が堅調に推移した一方で、販売数量が一部顧客の稼働低下により減少したためです。ただし、単位当たり利益の改善が営業利益の増加に寄与しました。

  • 化学品関連事業

    • 売上高: 369億76百万円(前年同期比1.8%減)

    • 営業利益: 3億12百万円(前年同期比70.5%減)

    • 減少理由: 甲信越地区の顧客稼働減少や医薬品原薬の販売数量減少が原因です。また、特定の事業において業務改善命令を受けたことが影響しました。

  • 住宅設備機器関連事業

    • 売上高: 142億26百万円(前年同期比2.7%増)

    • 営業損失: 2億97百万円(前年同期の営業損失は4億33百万円)

    • 増加理由: 首都圏における大型案件の完工や、富裕層向けビジネスの着実な進展が売上高の増加に寄与しました。また、新規ブランドのプロモーション活動による費用計上が継続しているものの、営業損失は縮小しました。

2025年3月期業績予想

次期(2025年3月期)の連結業績予想は以下の通りです​​。

  • 売上高: 1,010億円(前年同期比5.4%増)

  • 営業利益: 17億円(前年同期比2.0%増)

  • 経常利益: 22億円(前年同期比10.0%減)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 17億50百万円(前年同期比15.4%減)

  • 1株当たり当期純利益: 28.42円

業績予想の増減理由

来期の売上高の増加は、情報システム関連事業以外の5つの事業セグメントにおける増収によるものです。営業利益の増加は、売上高の増加によるものですが、経常利益の減少は為替差益の減少が主な原因とされています。また、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、前期にあった非上場株式に係る投資有価証券売却益の計上が無いためです。

その他ニュース

1. 共立化学を孫会社化

2024年4月23日、三谷産業の子会社であるミライ化成が、共立化学株式会社の全株式を取得し、孫会社化しました。共立化学は主に半導体や情報機器向けの高純度薬品を販売する会社で、この買収により三谷産業は新たなマーケットの開拓と配送作業の効率化を図ります​ (Yahoo!ファイナンス)​​ (日本M&Aセンター)​。

2. 週休3日制の導入

三谷産業は2024年4月1日から週休3日制を導入しました。これは、働き方改革の一環として、従業員のワークライフバランスを改善するための取り組みです。週の総労働時間を37時間30分とし、従来の週休2日制と同様の労働時間を維持しつつ、休みを増やすことができるようにしています​ (J-CAST ニュース)​。

3. 2024年3月期の好調な業績

三谷産業の2024年3月期の連結純利益は、前の期比2.1倍の20億円となり、従来予想を上回る結果となりました。これは主に、化学品や樹脂製品の需要が好調だったためです​ (日本M&Aセンター)​。

まとめ

全体の情報を見通しても、株価低下は能登半島地震の影響が強いと思われます。それ以外はかなり好調に見えますので、今がかなり買い目かなと思います。

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