ある詩人への憧れ

ある詩人への憧れ

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Easy Fall/落ち、着く

大学を卒業してから2年が経ちました。 なんとか元気に生きています。 冷たい糠雨に濡れながらも、今朝はパン屋でシュトーレンを買いました。 街路樹の色づいた葉はほとんど落ちて、赤に黄に歩道を彩っていました。 12月にしては暖かいものの、街の雰囲気はクリスマスに近づいているようです。 紅葉シーズンも漸くひと段落する頃でしょう。 バイトの日は店内を駆け回り、声を張り上げながら働いています。 なかなかに忙しいですが、やっていて楽しいです。 2年前の、存在全てを飲み込んでしまうような虚

    • 覚束ぬまま春が来る

      お久しぶりです。 前回の記事を書いてから一年近くが過ぎました。 特に何をするでもなく、また春を迎えることが 嬉しいようでもあり、哀しいようでもあります。 ヨルシカのライブ「前世2023」に行ってきました。 それでまた、なんとなく自分のことを書きたくなりました。 以下、ネタバレを含みます。 ライブはいつも夢のようです。 座席につき、ライブを体感している間は、 「この瞬間を忘れないように、しっかりと見て、聴こう」 としがみつくように、五感を働かせるのですが、 いざ終わってみ

      • 音楽の意味と解釈 −ヨルシカ月光再演レポ−

        こんばんは。先日のライブを観に行ってきまして、なんとなく思ったこと、覚えていること、それから考えたことなどを書こうと思っています。 ライブの翌日洗濯物を干していると、白シャツにオレンジの染みが残っていました。サイゼリヤのミートソースはなかなか取れません。しかしそれを見て私は、明るくて良い色だと思いました。今回のヨルシカのライブグッズのカラーは濃い緑と明るいオレンジ色で、ラバーバンドもキーホルダーもショップバッグも購入したものが全部オレンジになっていました。なんとなく良い気分

        • 感性について

          <?Emotion-in-Text Markup Language:version=1.2:encoding=EMO-590378?> <!DOCTYPE etml PUBLIC : -//WENC//DTD ETML 1.2 transitional//EN> <etml:lang=ja> <body> この記事は、 <declaration:dairy>  <identify:私="&&&&&">の、  <time:JST=2021/10/25 22:13:25>におけ

        Easy Fall/落ち、着く

          ヨルシカがヒトになった話

          ライブツアー「盗作」のネタバレを含みます ヨルシカのライブに初めて参加しました。 感想というより、支離滅裂な私個人の内面で起こった話となると思います。 要は推しが私の中で燃え去って、その灰の中から骨と心臓と皮膚を持ったヒトが出てきたというだけの話です。 私はヨルシカが好きでした。 ヨルシカになる前のボカロPのn-bunaさんも好きでした。 そもそもボカロ(というか音楽)に最初にハマったきっかけは、 千本桜でもマトリョシカでもなく、透明エレジーでした。 大学に入ってヨルシ

          ヨルシカがヒトになった話