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きっといつか 毎日が たいせつな日になる。


こんばんは。 noteさん。

輝く太陽は今日もそこにいて、わたしたちを力強く照らしてくれています。
もっと遠くが見たいのに、空の青さが目に染みて、じんと目を閉じました。



昨年の、テレビで 「大家さんと僕」 を見ました。
題名は、すっかり忘れてしまったけれど、
大家さんから招待されて断りきれずに、鰻を一緒に食べるってお話。


距離が近すぎる大家さんと、戸惑いながらも関係が深まっていって。

出前をとっては、しょっちゅう食べているのに、
本当はそんなに鰻は好きじゃないってことを知って、
不思議に思って、理由を尋ねると、
亡くなったご兄弟が好きだったんだ、って。


そういう時間を生きている大家さんが、
とても素敵だなって思いました。


そのお話を見てからは、わたしも、
毎月、大切な人たちがの旅立った日には、
そのひとのことを想う、日にしています。

前日にはお供えの、お花を飾って、
特別な、御菓子を買ってきて。

当日は何を食べてもらおうかなって、
その人の好きだったメニューの中から、
月替わりで美味しいものをいただいています。


お墓参りに行けない、申し訳なさ なんか
すっかり、忘れてしまって。

綺麗なお花に囲まれて、美味しいものを食べられる。
結局はわたし自身が得をしている、ことになるのだけれど、
自分の中で、ちゃんと気持ちをこめているからなのか、
ありがたいなあ…って思えてくるから、不思議です。

そんな時間を過ごしているだけで、
こころも、お腹も、満たされます。

わが家の場合は、家族の命日が連続しているので、
その週はとても忙しいけれど、
まいにち誰かが、こころに居るから、
何だか、、落ち着きます。


大切なひととの別れがあると、
哀しみが深いほど向き合えなくて、
思い出すことさえ、避けてしまおうとするけれど。

思いっきり涙を流したって、いいのだから、
その日は、その人のために、想いを寄せる。

そうしているうちに、
少しずつ、涙が微笑みに、変わっている日が
来ているんじゃないかなって思うんです。


家族だけ、ではなくて、
これまで御縁があった方の、その日も。
そんなふうに、過ごせたなら、
あったかい気持ちで、いられるんじゃないかな。

もちろん、お別れの日だけじゃなくて、
嬉しい日、お祝いの日を加えたら、
もっと、誰かを思い出せる、ことになりそうです。

穏やかな時間は、
それでいて、
とても賑やかで。

目の前のことで、流されていく日々が、
少しずつ、変わっていくはずです。



そして、いつかは、
毎日が、大切な日、になる。


きっと。


そんな わたしでいたいな って思います。


追伸。
あなたと、出逢った雪風の日も、
私にとって、大切な日になりました。
来年の、その日が、今から楽しみです。


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 最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。。