コロナ禍のいつもの私 11

午前３時
猫が吐いた
しかも二匹いっしょに
片付けてトイレに行くと
砂やら、オシッコまでもばら撒いてあって
嵐の後のようだった
やれやれ
ベッドに戻ると犬がすかさずやって来て
外へ行きたいと足踏みした
お腹がキュルキュル鳴っている
やれやれ
猛暑の束
吹く風が柔らかい
犬はずっと草を食べている
しばらく食べてていいよ
私は夏の朝を味わうから
こうしているとコロナなんて嘘のようだね
さっきまで白い月がベランダの手すりを輝かせていたよ