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ショートショート 短編小説

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#小説

教会のオルガン

 「オルガンが壊れた、音が止まらない、すぐに修理に来てくれ」 と牧師から電話が入ったのは…

小倉あん
3年前
8

短編 「タヌキのたからもの」

 タヌキにはこんなにも色々な鳴き方があることを私は知らなかった。今まで、イノシシの声と思…

小倉あん
2年前
3

短編 「カラスの遺言書」

 ある朝、目が覚めるとオレはカラスになっていた。 その日からオレはずっとカラスで、今朝目…

小倉あん
2年前
2

日記:カッパと舞踏会と葡萄狩り

10/1(金) 夕方、家に帰ると家の前で友だちのカッパが待っていた。 明日の夜舞踏会があるから…

小倉あん
2年前
1

日記:カッパと選挙と夢とキリギリス

10/3(日) 家に帰ると友だちのカッパが家の前で待っていた。 選挙があるので出て欲しい、と言…

小倉あん
2年前
1

「あなたのペットの声聞きます」

 私は評判の霊能者だった。 だが、世の中が目に見えないものの存在を軽視する様になって、私…

小倉あん
3年前
5

SF作家

 私はSF専門の人気作家で、毎日のように作家志望の人たちから読んで欲しいと沢山の原稿が送られて来る。 今朝は、先生にぜひ読んで頂きたい、と原稿を持って若者が自宅に押しかけて来た。 断ると、読んでくれるまでここを動かない、と玄関の前で座り込んだ。 私などより、これから編集者が来るので彼に見てもらうといい、私は締め切りがあるので失敬するよ、と言って家に入ろうとすると、 「いいんですか?それで」と言う。 彼は振り返った私の胸に原稿を押しつけて、 「あんた、ヤバイ事になるよ」と言う。

レンタル耳

 ある日私は家に耳を忘れた。 駅の手前の踏切でそれに気がついた。 この何日か今日の会議の準…

小倉あん
3年前
3

ワライ屋キャリー お笑い芸人を目指す若者

 今日最初の客はお笑い芸人を目指す若者。 午後から初めてのライブがあるとか。 「あんまりネ…

小倉あん
3年前
3

おしゃべりスマホ充電器

 WiFi使い放題のカフェに行く。 カウンター席に座ると目の前にコンセントがあり「スマホ充電…

小倉あん
3年前
4

カッパと肖像画家

 私は超売れっ子の肖像画専門の天才画家で、ぜひ先生に描いて頂きたい、と自称カッパが来る。…

小倉あん
3年前
5

わが犬との闘い

 犬が無口なので心配で獣医さんに連れて行く。 獣医師はよく診もせず、大丈夫、と言う。 突然…

小倉あん
3年前
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