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じぶんいじめ。

過食が止まらない。食パンと冷凍してある白米がみるみる減っていく。まったく落ち着かない過食に、拒食症になりたいとすら思う。声には出さないけれど。その苦しみをわたしは知らない。
けれど過食症の苦しみなら嫌というほど知っている。もったいないお化けが出てきてもおかしくない。吐いてしまいたい。もったいなくてのた打ち回りながらがまんする。吐いてしまいたい。そんなことをしてももうどうしようもないと知っているからがまんする。
稀に吐く。水を飲みまくって吐く。惨めな気分に全身どっぷり浸かる。嫌で嫌でたまらない。

過食症に関しては主治医も当てにならない。「少しくらいならいいんじゃない?」。この量を見て少しとおもうなら、わたしたち人間に必要な栄養素はもっともっと多くていいはずだし、これくらいで肥満判定なんか出ない。
夜になると居ても立ってもいられない。こんな時間に過食症が爆発すると、良い睡眠なんかとれるはずもないし、成長ホルモンも出ず昼間の運動が台無しになる。
馬鹿みたいなじぶんいじめが止まらない。ただ太っていくわたしをみて、精神疾患で苦しんでいると理解してくれるひとはものすごく少ないだろう。

こんなに苦しいのに。苦しくて苦しくてたまらないのに。

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