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寝る前のメモ。


来月、飛騨古川を訪れるにあたり『外国人が熱狂するくクールな田舎の作り方』という本を読み終えました。

(著者の山田拓さんをお見かけしたことはないのだけれど、文章の書き方や綴られた体験のことを考えると、タイトルはなんとなくご本人の雰囲気と違うのだろうか、なんて勝手に思っています。)

まちづくりの分野に携わる一個人としては、頷かずにはいられないような出来事がたくさん綴られている一方で、わたし自身に足りていないところもたくさんわかる一冊でした。むくむくとチャレンジしたい気持ちが湧き出てきて、来年4月のイタリア行きのプランを練りはじめています。プライベートだけれど、すべてがリサーチになるはず。

持つべきものはその国の友だちで、早速聞いてみるとTuscanyなら知り合いがいるから連絡してね、と。行きたいと思う場所に、知り合いや、知り合いの知り合いがいるというケースが増えてきて、お互いの関係性を間借りする旅のスタイルを少しずつつくれてきたように思います。だからこそ、今は地元を掘り下げて、つないでいきたい。


話を本に戻すと、京都の田舎に住むわたしにとってはとても心強い一冊でした。地域が疲弊してしまう「観光」のあり方は考えものだけど、土地に対するリスペクトを忘れず、人々の暮らしや国の文化を理解しようとするツーリズムが心地いいと思っているから。さらに、今後の地域課題を一緒に解決できるような仲間ができたらもっといいだろうな。そんなことを考えずにはいられなくなり、とてもワクワクしているわたしがいます。

そして、飛騨古川でサイクリングツアーをつくり上げてきた山田さんに、世界から声がかかるようになっていることを知り、現在地元でやっていることも最終的にはそこへつながっていくイメージをもつことができました。

やっぱりわたしの興味関心は、貧困(何かしらの資源が足りていない)地域における開発経済というところにあるので、自分がここできちんとシステムをつくれたら、さらなる広がりをつくれるかもしれないと思うと、今はとにかく目の前のことに向き合っていきたいですね。


のんびり、ゆっくり、着実に。

地元でことをはじめるときに掲げたスローガンは、ウサギとカメのお話に由来します。自分自身ではなかなか早められなかったスピードも、仲間ができたことで勝手に早くなっている気がして、ものごとは本当になるようになるのだと感じる今日この頃です。

この地で足りていないことを補うとしたら、本にも書かれていた「地域経営」という視点でのマネジメントとマーケティングなのだろうな。マーケティングのところは、他者との差別化という部分では得意な方がいらっしゃるので、主に手薄なのはマネジメントのところ。

どのように目標を設定していくのか、それを無理なくまわせる状態がつくれるのか、世話焼きおばちゃんポジションは、小さい頃から変わらないのです。


合言葉は、ドラスティックに。

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