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寝る前のメモ。


「・・・そうか!」と何かを思いつくのは、散歩をしているときか、自転車に乗っているときか、お風呂に入っているときが多い。脳みそや神経がほぐれているからかもしれないけれど、肩に力が入っている状態では簡単なことですら思いつけない。

とまあ、前振りは随分大きく出たわけですが、大した発見ではなくて、少しだけ悩ましいと思っていたことについて。

最近は連日、関わる企画についてSNSで投稿をしているわけですが、朝の忙しい時間帯に推敲しながら文章を書けるほどの余裕がなくて、投稿したいけれど追いつかない状況でした。そこで、そうか、今晩中にここである程度まとめておけばいいのか!と思いついてしまったので(本当にそれだけ笑)、今からここに書き記しておこうと思います。


少し真面目なトピックスですが、地域パートナー/ファシリテーターとして参画している「川とともに暮らす 亀岡2070」のワークショップを通して、気候変動・人口減少という大きな変化を経て、なお魅力的であり続ける未来の亀岡の姿を考えました。

お声がけをしてくださったのは、数年前に地元の火葬場を考える審議会に参加したときに出会った先生。NIMBYの問題がある火葬場の建設について、議論自体は自分が生まれる前から始まっていたようでした。ただ単に火葬場をデザインするのではなく、「葬送観」というこれまで知らなかった分野を知り、残された遺族に寄り添った空間とは?という新たな問いが生まれました。

私自身も、積読になっていた『エコロジカル・デモクラシー』を昨年4月頃から読みはじめていて、自然とともにあるまちづくりを深めたいと思っていたタイミングだったので、先生の研究分野であるランドスケープデザインと考えたいポイント(地理的条件・国の動き)と重ねさせてもらうことにしました。普段からソフトを実践している自分としては、ハードを設計できる方々の思考を借りることで、相乗効果が生まれるとも思いました。

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こちらは一例ですが、気候変動により30年、100年確率の豪雨が増えていくと予測されるなかで、まちは水をどう受け止めることができるのかを、水辺空間のデザイン・ライフスタイルの変化とともに考えるというような内容になっています。オランダではすでに2100年のことを考えはじめているそうですが、理想的な状態からバックキャスティングで考えていくのはとてもおもしろいかったです。農家さんや不動産会社など、もっといろんな分野の人と考えられるといいだろうなと思います。

それぞれの班の発表もこちらのサイトに掲載されているので、もしご興味のある方がいらっしゃれば覗いてみてください。


そして、昨日から読みはじめた本がまたドンピシャでおもしろいです。時間の価値や変化をベースにした経済のあり方を考えられたら(右肩上がりの発展ではなく、競争社会でもなく、資本主義のあり方を見直しながら)、まちのスタンダートをつくれる気がするのよね。

そこまでして、自分が住んでいるまちのことを肯定したいのか・・?と自分でつっこみたくなっていますが、ロジックは後からどうにでもなる気がするので、まちをひとつの空間として見立てたときに、肌身で何を感じられるかに焦点をあてながら、未来のことを少しだけ描いてみたいと思います。

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