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Keep going until someday.


地元に目を向けるようになったのは、旅先でのできごとだった。

それまでは、静かで住みやすい場所、空が広い場所、という認識でしかなかったのだけれど、旅から帰ってきたらここは、わたしの好奇心を掻き立ててくれる場所になっていた。

もちろん、毎日目をギラギラさせながら情熱を燃やして過ごしているわけではなくて、肩の力を抜きながら興味関心の延長で仕事をしている、といった具合。



「あなたの国ではどうなの?」

旅先では、そんな風に聞かれることも少なくはない。

出生率は? 若者の投票率は? なんで日本の料理はおいしいの? なぜキリスト教にならないの? といった、行政的なデータから、文化的・精神的・信仰的なものまで、投げかけられる質問は様々。

こういった質問に全部答えられるようになる頃には、日本の首相にでもなれるのではないかというくらい、人の興味関心はいろんなところに転がっている。逆に、それを知ってどうするのかと聞かれても、答えられない質問もあるんだろうな。


それでも、世界中の方々に地元を知ってもらえたらうれしいし、そのためであれば、できる限りたくさんの時間をかけたいと思っている。

いまは地元を知り、まだ見ぬだれかや 見慣れただれかに写真や映像、マップを通しておすすめを紹介するという段階なのだけれど、もう少し先の未来には、より文化的・歴史的な背景や、精神性に触れてもらえる旅の提案をしていきたいと考えている。


こんなに地元に関わる日が来るなんて、あのときの自分は思ってもみなかっただろうな。旅からはじまった地元探検はまだまだ続きそうです。

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