この季節が来るたびに、聴きたくなる歌のこと。
毎年、この季節になると聴いている歌があります。
「春」は出会いや別れ、新生活を迎えるなど、新たな気持ちになるような機会がほかの季節よりも多いからでしょうか、1年でいちばん日本語の曲を聴いている気がしています。もしかしたら、歌詞を通して自分自身を鼓舞しているのかもしれません。
働きはじめて2年。小さな会社かつ業界的に大きな入れ替わりも少なく、かつてより出会いや別れなどに鈍感になったかもしれませんが、4月から少し環境も変わるので、中学・高校・大学生の頃から聴いている音楽のリストを元に春を迎えにいけたらと、今日はぼちぼち文字を書くことにしました。
まず、わたしの3月はレミオロメン(現:藤巻亮太さん)の「3月9日」からはじまります。
3月9日 / レミオロメン
新たな世界の入り口に立ち 気づいたことは1人じゃないってこと
中学校の頃にドラマ「1リットルの涙」というTVドラマでこの曲を知り、そこから1年に1回は必ず口ずさんでいるかもしれません。同じことをしている方も多いのではないかと思います。
丁度、クラス替えや卒業式が近づいて 仲間と離れて新しい環境になる心境とシンクロするんですよね。でもなんていうか、3月9日はまだ「別れ」が具体的になっていない時期だと思うんです。「ちょっとさみしいけど、まだあと2,3週間あるしね」みたいな感じでしょうか。
そこからだんだんお別れの日が近づくにつれて、4月からの「不安」な気持ちや周りの人への「ありがとう」の気持ちをうたった歌を聴きたくなります。
ただ、ありがとう / MONKEY MAJIK
ただありがとうを伝えたくて ただキミの笑顔をみたくて もう振り向かないよ 瞳の先へ いま幸せを伝えたくて 大切な人が誰かってね ありがとう キミと出会えて
チームスポーツをずっとしていたからでしょうか、別れのシーズンは仲間への「ありがとう」を一番に伝えたいなって思うんですよね。でも直接言うのはなんとなく恥ずかしい(中学生男子かっ!笑)時にこの曲を忍ばせていました。
キンミライ / ナイス橋本
この改札抜けたらぼくは ちょっぴりだけ信じたい 人それぞれ道は違うけど 僕にはこれだけの夢がある
わたしは、高校生になる時に地元を出たんです。電車で通える学校ではあったのですが、その学校に行くのは、出身中学からただひとりだけで。
公立高校でバスケに打ち込めるのは、京都府下で唯一その高校しかなかったんです。声を大にしては言えないのですが、越境入学だったので親には本当にたくさんお世話になりました。家族や先生、友人たちの応援があったから自分の道を自分で選べたんだと思います。
そんな時の心境を思い出すためにも、聴いている気がします。
卒業、そして未来へ / MONKEY MAJIK + SEAMO
この人生そのものが作品 一つ一つ心に自覚し 時にはあくびしちゃうくらいリラックスして 僕は僕のペースでいこう
先輩や後輩、もちろん自分も含めて卒業式前になると聴いていました。MONKEY MAJIKもSEAMOも自分を応援するような曲が多いかもしれません。こうやって少しずつ春を迎えるにつれ、音楽を通して次の一歩を踏むまでのステップを軽くしていってる気がします。
はじまりのとき / 絢香
Life 泣いた昨日 立ち止まった昨日 すべて明日につながる
GOING MY WAYなわたしだって悩むときはあるし、悲しくなる日もあるものです(笑)。そんな時は、女性の歌声を聴いたほうが心強い気がして。
そうやって少しずつ、いろんな感情を乗り越えてきたんじゃないかなって思います。
自分の背中を少しだけ前にグッと押した後は、ちょっとゆるめます(笑)
My Sunrise / くるり
マイマイ サンライズ そっち方面 どんな風に春になる
ただただ肩のチカラを抜きながら、春の訪れを素直にたのしみたくて。
はじまりの唄 / 大橋トリオ
巡り会い別れを繰り返し どこへ向かってゆく
ただただ、大橋トリオさんの声に癒されているという説はありますが(笑)、なんだかんだでサヨナラの準備ができていないことに、ここらへんで気づくんですよね。「あ、やっぱさみしいんやん!わたしのバカ!」という風に。
サクラ / 大橋トリオ
遠い空から新しい風が吹く
なんていうかやっぱり、声が良いです(笑)。わたし自身は歌詞に出てくるような「恋人との別れ」を経験したことはありませんが、進学を機に想いを伝えられないまま、好きだった人とこころの中でサヨナラをした経験はあります。なんだか甘酸っぱい気持ちが込み上げてきますね(笑)。
そんな感じで新生活を迎えるわけですが、基本的に新しいことにいつもわくわくしているタイプなので、思いっきりスタートさせていきます。
Hello / 絢香
Hello Hello この声があなたに届き世界に響く 新しい物語のはじまり
2014年の4月から語学留学で半年ほどイギリスで暮らしていたのですが、その時になんども聴いていた曲です。力強い絢香の歌声に、「よし、がんばろう!」という気持ちになるんですよね。自分の意志を大事にしたい、そんな心境の時に寄り添ってくれる曲です。
そして最後の一曲がこちら。
春の歌 / FM802 キャンペーンソング!
遙か遠くに住む 君に届くように さぁ風に乗って響け この春の歌
大学時代のミスチル好きの友人が教えてくれた曲です。エンジン全開で新生活を迎えると、いつも少しだけ空回ってしまいます(笑)。そんな時に聴きたくなる曲です。
どちらかと言うと突っ走ってしまうタイプなのですが、一人では成り立たなくて。春の歌を聴きながら、いつも影で支えてくれる友人や遠くでがんばっている友人、家族の存在の大きさを改めて感じつつ、「よし、がんばれるね!」って自分に言い聞かせて明日を迎えています。
もちろんわたしの好みもありますが、1年の中でもいろんな感情が生まれてくる「春」だからこそ、それらを乗り越えていくために 自分自身を応援する曲が多いのかもしれないな〜と改めて感じました。
まだまだ年度末は終われそうにもないけれど(今からがんばります、、うす。)、今年も、ご紹介してきた歌を順番に聴きつつ、新年度に向けて気持ちを整えていけたらと思います。
何気なく踏み出したそれぞれの一歩が、すてきなものになりますように。
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