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2020年1月の記事一覧

寝る前のメモ。

心にぽっかりと穴が開いたようである。右上の奥歯の奥にあったはずの「親知らず」はもういない。 不自然な収まりのよくない空間だけがただただ存在し、歯茎には多少の腫れぼったさを感じている。メリメリメリ〜ッという音は確かに聞いた。ものの数秒の出来事で、あっという間に抜かれてしまったわけだけれど、抜かれた歯を見せられながらなんとも言えない気持ちになった。長く虫歯とは無縁だったけれど、磨きづらい場所にあったその歯だけは、ちょっと虫歯になっていた。 いや、そうだったとしても。 この歯

寝る前のメモ。

夜ごはんを食べ終えた瞬間に、スイッチが切れた。脳みそが考えることを辞め、身体のちからが抜けてゆく。 ソファに身を沈めて仮眠をとり、お風呂に入ってようやく復活してきたのだけれど、日々の蓄積がそろそろピークに近づいてきたようにも思う。自分の中にある闇の部分が、そろそろ表に出てくる頃じゃないだろうか。 * 毎日いろんなものごとを進めているはずなのに、本当に進んでいるのかわからなくなる。わたしの場合はとくに、サービスを提供しているようなものだから、具体的なアウトプットは目に見え

改めまして、わたしのことを。

大学を卒業してから地元に関わる仕事をはじめて、もうすぐ4年。はじめましての方へも、そうでない方にも、わたしやわたしの仕事についてお伝えしていけたらと思います。 このタイミングで自己紹介を書こうと思ったのは、これから地元を英語で紹介していく機会がきっと増えるから。現在、地元で進めている「コミュニティ ・ベースド・ツーリズム」の開発において、英語ガイド養成講座の講師を務めているROOTSの中山慶さんが複雑な要素を “5行に整理して伝える” という方法を伝授してくださったので、そ

寝る前のメモ。

"NOW" is always the best time! ということを、今日も、明日も、明後日も、言いつづけられるかどうか。そんなことを突きつけられているような毎日。それでも前に進めたいと思うのは、その先に描きたい世界があるから。 一方で、年始からぶっ通しだったので、ちょっと疲れが出はじめたかなぁと感じる今日この頃。自分で自分を鼓舞することはたいして難しくないけれど、自分じゃない人に「頑張ろうね!」と言われて、終わりが見えていないことに、ちょっとだけ滅入ってしまいそう

寝る前のメモ。

27歳になりました。 昨年の4月になってから、年齢を聞かれるたびにそう答えていたので、あんまり違和感はないけどね。 というよりも、誕生日もいよいよ365日のうちの1日で、産んでくれた親に感謝する日になっている。父と母、産んでくれてありがとう。 : : : 今年は、来年に向けて本格的に準備をしていく年になる。 なんちゃって会社員・なんちゃってフリーランスのように働いてもうすぐ4年。結果的によかったことのほうが多いけれど、このままでいいとは思えなくて。何に引っかかってい

寝る前のメモ。

この二日間で考えたことを整理するには、もうすこし時間が必要な気がするので、ちょっとばかり寝かしてみようと思います。 “コミュニティ・ベースド” でものごとを進めていく難しさは重々承知しているけれど、それがなくては、ほんとうの意味で「暮らし」や「文化」を体験してもらうことはできないと思っていて。 心が動く体験をつくろうとしていながら、つくられた体験に自分自身が魅力を感じづらくなっていることも、なんとなく気づいている。だからこそ、心が動く瞬間をもっともっと捉えていきたいし、わ

寝る前のメモ。

浮き足立たないように、自転車に乗って「いつも」を探しに出かけてみた。今のわたしよりも、出てくることばのほうがきっと素直だから。 現在、「日常」をテーマにフォトブックの作成を進めている。もちろん、わたしの日常ではない。けれど、だれかが大切にしている時間を受け取っていくうちに、ふと、自分自身の日々も見直したくなってきて。 わたしはどのくらい、日々のことを大切にできているのだろうか。 そんな風に考えていたときに、ちょうど『小さいままでいる自由』と題された、中村佳太さんの寄稿記

寝る前のメモ。

「自分のまちのファンになれるのか?」という問いに対する答えを、しばらくずっと探してきたのだと思う。 どちらかといえば私は、ファンとして暮らしているほうだとは思うけど、もう少しファンが増えたらいいなと思っている。たしかに、横の町は魅力的かもしれないけれど、ここも案外いいところなのだと伝えたい。 「地元の良さってなんですか?」という質問を、度々受けることがある。今でこそ、「山と空と人です!」と答えられるようになったけれど、しばらくはそれに自信がもてなかったなぁ。 いまままで

寝る前のメモ。

不規則に並んでいるものに、規則性を見出してみたくなる。 必然的にそうなったのかもしれない、という可能性を探り・検証していくプロセスが、割と好きなのだと思う。立てた仮説が正解だったら嬉しいし、不正解だったら別の仮説を立てるまで。 それを、なるべく、なだらかな山々と広い空のもとでやっていきたいと思う。 ---------- 口をひらけば、いまはあんまりいい言葉が出てきそうにないので、とにかく静かに過ごそうと思う。日々、各方面からやってくるあれこれを消化していくことに、ゲー

寝る前のメモ。

一年前にこの場から得たものや始まったことは、どのくらいあったのだろう。 いちばんは、数年間地元を掘り下げた先に「世界」とのつながりが生まれたことで、自分自身の選択に自信がもてたということだと思う。言い換えれば、少なからずもっていた迷いが消えていったということ。 それから、世界中からアーティストが亀岡にやって来るということで、わたしにとっても、この一年で積み上げてきたものを、試して、ほぐして、再構築していく期間になると思っている。旅先でしか得られなかった発見を、もたらしてく

寝る前のメモ。

日々の生活に、なんとなく型ができてきたということなんだと思う。 会う人や、手にとるもの、見ている風景、考えていること、そこでしている話すべてに。それが形成する心地よさのなかにいて、願わくば遠くのだれかにも体感してほしいと思っていて。 それがなぜかといえば、この土地の “誇り” と呼べるものを見えるようにしたから、それを “誇り” だと思える環境をつくりたいからで。そのために、ひと・もの・かね・情報がヘルシーに巡るような状況をつくっていけるといいな。 なんてことを、人と会

寝る前のメモ。

最強になりたいわけではないけれど、無理をしているように伝わるのだけはなんとなく嫌かな。クライアントに気を遣わせてしまうようでは、やっぱりまだまだなのだと思う。 今だからできる多少の無理はあるにしても、自分の生活が持続可能ではないことはわかっている。毎日ごはんをつくったり、掃除したり洗濯したり、という本当の「生活」のところを気にしないでいられるから、こうして朝から晩まで人と話したり、PCとにらめっこしたりできているということを、忘れないようにしないとね。 そうやって、自分だ

寝る前のメモ。

なにもかも忘れている訳ではないけれど、この1,2年で優先順位が随分と変わったように思う。 でも、ふと目を横にしたときに、アメリカとイランの緊迫した状況や、フィンランドで34歳の女性が首相になったことや、グレタさんが一生懸命訴えかけていることが、やっぱりどこかで気になってしまう。日本でたのしく生きていられることは間違いではないし、使命感で動けるだけの強さはない。けれど、やっぱり、目の前の現実をどうにかしたいと思ってしまうんだろうな。 そもそもは、勉強していたことのすべてが遠

寝る前のメモ。

最初の一文が思いつかないまま、一時間が経過している。 昨日出会った青年が地元に関わってくれたらいいな、とか、アメリカとイランの情勢いよいよやばいな、とか、いきすぎた資本主義の先に “いい未来” が描けないな、とか、執筆作業全然終わらないな、とか、おじいちゃんから届いたメールかわいいな、とか、本当はもっと本を読んで映画を観る予定だったのにな、とか。 いろいろ感じてはいるのだけれど、その先に文字が続かない。どれについても、ここに書き出した以上に考えていないからだと思う。考え