歳を重ねなければ実感できないことがあるけれども対策しておくことはできる
今年はコロナに翻弄され様々なことで変化の年となった。これからどう生きていくのかこの節目の時期に考える機会があるかもしれない。
孔子の言葉は年齢に応じて人がどう変化していくかを端的に示している。今これを読んでくださっているあなたは何歳ですか?
"吾
十有五にして学に志し
三十にして立ち
四十にして惑わず
五十にして天命を知る..."
人は経験とともに成長し
新たな境地に立つ
10代、20代では自分が何者なのかを模索する
親元を離れて自分で自分を世話するようになり
仕事や人間関係を通して
自分を知り自分を磨く
学ぶことと志すことは生涯続いてゆく
30になる頃には自分から社会へと目が向くようになる
社会の様々な問題や活動や多様性を目にして
何が善で何が悪か、何が賢くて何が愚かなことか、混乱する
40になる頃には自分の主義主張が固まり自分の道を突き進む
50になる頃に自分の主義主張の限界と虚しさを悟り天の理を模索する
何を志し、何を学ぶのか
志学とは
「若者よ,あなたの若い時を歓べ。若い成年の日にあなたの心があなたに良いことをするように。そして、あなたの心の道に、あなたの目の見る物事のうちに歩め。しかし、それらすべてのことに関して、まことの神があなたを裁かれることを知れ。それで、あなたの若い成年の日にあなたの偉大な創造者を覚えよ。」
何が善で、何が賢いのか
不惑とは
「心をつくしてエホバに依り頼め。自分の理解に頼ってはならない。あなたのすべての道において神を認めよ。そうすれば、神ご自身があなたの道筋をまっすぐにしてくださる。自分の目から見て賢い者となってはならない。エホバを恐れ、悪から遠ざかれ。」
天命とは
「すべてのことが聞かれたいま、事の結論はこうである。まことの神を恐れ、そのおきてを守れ。それが人の務めのすべてだからである。」
人は段階的に導きの必要性を認識してゆく
若いうちから天命を知っていれば、それが頭でだけの理解であっても人生は大きく変わる
「それで,あなたの若い成年の日にあなたの偉大な創造者を覚えよ。災いの日々がやって来る前に,『自分はそれに何の喜びもない』と言う年が到来する前に」
“三つ子の魂百まで”とあるように若い時に受けた教育や知識が生涯に及ぼす影響は大きい。
アイデンティティークライシスに陥らず
頑固で片意地な利己主義に陥らないために
「幸いなるかな、邪悪な者の計り事に歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座にすわらなかった人は。かえって、その人の喜びはエホバの律法にあり,その律法を昼も夜も小声で読む。そして、彼は必ず水の流れのほとりに植えられた木のようになり、それはその季節に実を与え、その葉は枯れることがない。彼の行なうことはすべて成功する。」
若い時から聖書教育を受けたテモテは立派な青年になった。
「あなたは,自分が学びまた確信した事柄に引き続きとどまっていなさい。あなたは,それをどのような人たちから学んだかということ,また,幼い時から聖なる書物に親しんできたことを知っているのです。その聖なる書物はあなたを賢くし,キリスト・イエスに関する信仰によって救いに至らせることができます。聖書全体は神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益です。それは,神の人が十分な能力を備え,あらゆる良い業に対して全く整えられた者となるためです。」
何事にも全く整えられた者となるために聖書は現代においても実用的な本だ。
http://bit.ly/3mCGec1
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