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削れない入浴時間と働き方について

冬になると肩がこりやすい。
厚着で服が重たいせいか、寒さで体が強ばって肩に力が入っているからか…。

そんな冬の楽しみはお風呂である。
いや年中必ず湯船にはつかるのだけど、冬の入浴タイムは譲れない。
時間に追われてカラスの行水のようにしゃっとすますお風呂など、入浴タイムとはいえない。それは文字通りカラスの行水でしかない。

温泉気分が味わえる入浴剤が4種類入った箱のなかから、今日はどれにしようか選ぶところから入浴はもう始まっている。

冷え性で氷のようなつま先を温かい湯船にそっとつけたとき「びーーーん」とするあの感じ。すこしずつ腰をかがめて肩までつかると思わず「あ゙ぁぁー」と声が漏れる。
まるで夏にキンキンに冷えたビールを口に含んだときのように。
たまらんひとときである。

ところが、そんなわたしでもお風呂は面倒くさい。入るまでがとてつもなく。

ふだんは1日のおしまいにお風呂に入るのだが、年末年始の帰省中は実家ルールにならって夕飯の前に入浴の流れで過ごしていた。

これがとてもよかった。

お風呂に入ってスッキリした状態で夕飯と晩酌を楽しみ、あとはもう本を読むなどして充実した就寝前の時間を過ごし、眠たくなったら横になるだけだ。

自宅に戻ってもこの流れで…と思ったが、そうは問屋が卸さない。
その日の仕事をすませたうえで、夫が帰宅する前に夕飯をつくらねばならないからだ。

夕飯前にお風呂に入ろうと思ったら、入浴時間のぶん早く仕事を切り上げなければならない。
…これが難しいのだ。

自宅でひとり集中できる環境のあいだはできるだけ仕事をしたい。
なのにお風呂に入るなど、時間がもったいないと感じてしまう。
ただでさえ夕飯の支度も相当腰が重いというのに。

…わたしはそんなに仕事が好きなのか?
半分YESで半分NOである。

働くのは嫌いでない。
だがしかし今の働き方には不満だ。

わたしはもっと生き生きと働きたいのだ。

だって働くことは食べること・生きることに直結するでしょう?
だったらゾンビみたいに働くなんて、嫌じゃないの。
しかも働き方も自分で決められるフリーランスなのに。

優雅なお風呂タイムを実現するには働き方を変えていく必要がある。
そのためには根本から仕事の構造改革が必要で、「今」ががんばりどきなんじゃないかと感じていて。
だから締切のある原稿を仕上げるだけじゃなく、将来のために手を動かす必要があって、その時間を1日1分1秒でも創り出したい。

…もちろん毎日そんなにストイックに作業できるわけじゃないし、遊びに振り切る日もサボってしまう日もあるけれど、意識はそう在るのだ。


…仕事をきちんとこなし、夫が帰ってくる前に夕飯をつくりあげてゆったりとお風呂につかり、夕食と晩酌を愉しんで、「今日も良い1日だったな」と満足して眠る。
そんな毎日を目指して、今日もPCに向かうのである。

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