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キラリをおびやかすものはなんだろう

1ヵ月ほど前だろうか。
大先輩から「デストロイヤー」とのニックネームをもらった。

わたしは空気が読めないがために仕事や人間関係がうまくいかないことがあり、「当たり障りなく」するために、自分の意見を言わない、黙っている選択を採ることが多い。
しかしクライアントとの交渉も誰と働くのかも、すべて自分で決められる、すべて自分でやりとりしなければいけないフリーランスにとっては黙っていることも仇となってしまう。

大先輩はまさかの「空気が読めないままでいけ」と。
クリエイティブなものごとは破壊から始まる。
0→1がクリエイティブなのだとしたら
そもそも「0」を生み出すデストロイヤーも必要なのだと。

しびれる。
まるで破壊と創造の神、シヴァではないか。


そんなわたしには今、迷いがある。
端的にいうと、自分のキャリアについて枝を広げていくのか、根を深めていくのか、という2択で迷っている。

どちらもやりたいのなら、両方やればいいじゃないか。
そうなのよ。でもたぶん、枝と根の両方に栄養を行き渡らせるのは難しいんじゃないかと考えている。今の自分の体力や気力ではね。


これを誰かに相談した場合、たいていは「どうなりたいの?」と聞かれるのだが、「根は深く枝の広いフリーランスになりたい」が本音である。

すると
「えいみはこっちのほうが向いていると思う」と、向いているほうを示してくれる人
「どうして根が深く枝の広いフリーランスになりたいの?」と深掘りしてくれる人
「今すぐ必要なほうか、始めやすいほうから始めたらいいんじゃない」と、至極効率的なアドバイスをくれる人、だいたい3パターンに分かれる。


だいたい想像がつくので実際に相談はしないけれども、そもそもの前提条件がおかしいんじゃないかと気づいた。


どちらかひとつしかできないと思っていること。


どちらかに集中したほうが、リソースをすべて注ぎ込めるわけだから、両方に手を出すよりも単純に考えて2倍のスピードで進めるわけである。効率がよい。

しかし。

スピードは1/2でもいいから、どちらも同時にやってみる選択肢は、本当にないのかね。


先人や先輩方からみたらわたしはまだまだあまちゃんである。
その経験と知識を以て「わたしには両方は、むり」なのかもしれない。

…本当に?


わたしがおそれていることは、両方にチャレンジして失敗することではない。
先人たちの教えを聞き入れず、シヴァって自分の考えを貫き通して「ほれ、言わんこっちゃない」「だから無理って言ったじゃないの」と言われることだ。


でもせっかく自分の内側からキラリと好奇心が輝いているのに、片方を押し殺すなんて、もったいないじゃないか。

始めない言い訳ならいくらでもできる。
でもそんなブロックをデストロイしていきたいと思う。

失敗したって自爆したってかまわない。
だってデストロイヤーなんだもの。

破壊のあとには創造が、ある。
シヴァっていこうぜ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの「始めない言い訳」はなんですか?

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