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不安の必勝法は決め打ち

わたしが不安に完全敗北した経験といえば、大学受験である。

「不合格だったらどうしよう」という不安に負けて勉強がほとんど手につかない日々を送った。
今思えば別に不合格とて人生終わるわけではないのだが、当時の自分には世界が破滅するぐらいの恐怖だった。

試験はボロボロだったため受験当日に不合格を確信することになる。
もはや面倒くささすらおぼたが、念のため合格発表をたしかめる。
予想どおりわたしの受験番号は見当たらなかったし、世界は破滅しなかった。

失敗しても失うものなどなにもないというのは、失敗してみてはじめて気づくのだ。
失敗するまでは、なんか失うものがある気がしてならない。

∽∽∽

わたしの敗因は、決め打ちできなかったことだ。

勉強方法、勉強スケジュール、使うテキスト・問題集。
たくさんの選択肢があるなかで、決めきらなかったこと。

誰かが「あれがいい」といえば手をつけてみるし、「こうしてる」といえば同じようにやってみる。
素直で行動が早いといった面は評価できるかもしれないが、要はブレブレなのである。

当時のわたしにアドバイスをするのなら
とりあえず本屋に行って、まずは赤本を入手しなさい。
それと、棚にある問題集を片っ端から開いてみて「なんかよさそう」と思った1冊だけを各教科買いなさい。
あとは問題集と赤本を繰り返し解くだけだ。
と、いいたい。

問題集1冊と赤本だけでいい。
決め打ちを徹底する。

本屋で問題集を選んだら、もうほかの選択肢はないの。
選んだ問題集ただ一択。

やることが絞り込めたら集中できる。
集中できれば、不安は消える。

∽∽∽

大学入試では不安に敗戦したものの、フリーランスになってからのわたしは何度も不安に打ち克ってきた。

仕事がなくなったらどうしよう。
SNSをがんばろうかな、ブログを書こうかな…

今そうしたくて、今そうできる時間と労力があるならすればいい。

でもまずは「ただ眼前の仕事に真剣に取り組む」ただ一択だろう。
納期の早い順に、ひたすら取り組んでいくだけだ。

仕事がなくなったらそのときに考えればいい。
むしろ仕事がなくなったときに、コツコツSNSやブログをがんばればいいのだ。
もし食っていけないほど金銭的にピンチだったら、バイトなり実家に頭下げるなり二宮和也である。

不安なときこそ迷いを捨てる、選択肢を捨てる、ただ一択に決め打ちする。
決めきらないなら誰かに相談してでも選びきる。
ひとつに決めれば集中できる。
集中できれば不安は影を潜めてくれる。

不安に負けずホームラン打とうぜ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが狙う球はどれですか?

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