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あなたもわたしも尊重する

人の悩みの8割か9割は人間関係に起因するという。難しいよね、人間関係って。

相手の顔色をみて譲る、衝突したくないから譲る、和を乱したくないから自分が辛抱するとか、多いと思う。たとえ相手の態度や意見に対して疑問符が浮かぶときや、ちょっと自分が心地よくいられなさそうなときでも。

とはいえ自分も自分で「そうはいっても実はちょっと無理してるんだよね」ということがある。「ちょっと」ならよいけど、その無理が長く続いたり、いっかい譲ってしまったがために「しんどい」と言い出しにくて知らず知らずどんどん負担が大きくなっていったりして、想像以上のストレスを抱えてしまうこともある。

これって結局、「相手に譲る」か「自分を通す」の2択で考えているからじゃないだろうか。
あんまり好きではない言葉だが「win-win」というように、相手だけじゃなく自分もだいじにできればそこまで苦しむことはきっと減る。でも、どうもそのとき当事者になってしまうと「You or I」の2択思考に陥りがちだ。
本当に目指したいところは「You and I」である。

相手も尊重しつつ、自分も尊重する。

しかしこれがまた難しいところで「わたしはこういう人間です、お見知り置きを」ですむ話ではない。時と場合によっては傲慢で押しつけがましくなってしまう。

「わたしはこういう人間です」と直接的に言葉にすること以外にも、態度・行動・やりとりのなかでの自然な言葉で自分を示していけるとよい。

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…最悪、それで痛い目をみることがあっても仕方がないと思うんだよね。
人間、態度や言葉にはっきり示されないとわからないから。ところが顔を合わせてしゃべったって理解の食い違いが起きる。怒っていないのに怒っているように捉えられたり、どうしてそういう解釈になっちゃったのかな?と問いたくなるような曲解をされたり。最悪疎遠になることもある。

だから、そういう食い違いの少ない人とは最初からわりとつき合いやすい。
食い違いが多くても、互いにある程度ガードを解いて腹割って話せる人なら相手に対する理解が進みやすいから、すごくつき合いやすくなることもある。「最初はめちゃくちゃ嫌いだったけど今すごく仲良い」に発展しやすいケースが食い違い克服タイプ。

(わたしにとって)いちばん難しいのは、どうしたいのかわからないハリボテ八方美人タイプだ。
衝突したくない、嫌われたくないのはわかるけど、それしかないから「あなた」がみえてこない。とはいえあなたも無理をしているので、お化粧が崩れて本人も無意識の言動に本音が出てしまう。そしてその無意識の本音は、今まで言っていたことと違うことだから「あれ、今まで何だったの?」との疑念を抱かざるを得ない。
八方美人をするなら欠けることなく八方を完璧に固めてほしい。
あと、これはわたしの自論だけど、陰口っていつか本人の耳に入るよ。陰口八方美人は真の八方美人とはいえない。

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ちょっと話がそれてしまったけれど。
わたしもわたしで、「You or I」の思考が強かったから、ちょっと調子が悪くなってくると「自分ばかり我慢している」と被害者思考に陥りがちだ。
でもその考えは誰も幸せにしない。

相手のことも尊重するし、同じぐらい自分のことも尊重する。

自分を蔑ろにしなければ保てない平和な関係はもういいや。
それなら平和を壊すリスクを冒してでも相手と自分をだいじにしたいし、その結果自分のまわりに残ってくれている人たちはたぶん、本当にだいじにすべき人たちなんだろう。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたを尊重してくれている人は誰ですか?

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