見出し画像

子どもと先生の関係性

 娘のクラスは2学期のときに、先生が病気になってしまい、生徒指導の先生がそれからクラスに入って過ごしている。

5年生、とっても難しくなってくる頃だろう。子どもの本当の気持ちを聞くことを大切にしないと、子どもたちは荒れてしまうのかもしれない。

実際に前の先生のときのクラスは俗に言うクラス崩壊していたらしい。(娘談)子どもたちは授業中に歩き回り、好き勝手状態。かなり強めの言葉で先生の言葉に言い返す。つまらなかったんだろう。 なんのために、勉強しているのか。それがわからなくて、ただ押さえつけられる状態だと苦しくなってしまう。そして真面目で優しい先生だったから、そこを上手くコントロールできなくて、生徒たちが主導権を持ってしまった状態になったように見えた。

それから、入ったS先生。そんなに怒る先生ではなかったが、つい最近、ある男児児童にヒートアップ状態になったらしく、娘と夜話しをしていると、「あ〜今日びびったわ〜。S先生が怒って机蹴ったもん。」それを聞いた私。モンスターペアレントと揶揄されるくらい、娘の学校の先生には事情を聞くようにしている。

次の日、電話をしてみることに、「5年◎組の保護者です。少しお話がしたいことがあるのですが、、、、、」「先生が机を蹴ってしまったということをお聞きしました。昭和の先生なので、ちゃぶ台をひっくり返すような感覚がまだ残っているかもしれませんが、パワハラ、DV、時代とともにかわっていかないといけない感覚があると思います。してしまったことはもうおわったことなので、どうしようもならないですが、それをそのままにするか、その出来事を子どもたちにしっかりと伝えていくかで、その行動が負の連鎖として次の世代にも残していくか、良くない行動としてみんなが捉えることができるのでは。」と伝えました。

その人が悪いのではない、その行動が罪なのである。その先生も昭和という時代に生まれ、戦後の教育(そのころは体罰もあったかもしれない)の中で自分の思いに蓋をしながらきたかもしれない。みんな知らないだけなのだと思う。自分の行動が自分が抑圧してきた思いの反動だって。

次の日、先生はみんなに自分がしたことの非をつたえたそうだ。娘いわく、「そういえばあれから、先生笑いながら注意するんだよね。前よりもなんかね〜いい感じ。」

先生も楽になったのかなと勝手に思っている。

子どもたちに本音を伝えれば、子どもたちは素直だからそのまま受け取ってくれる。


ジャッジしないこと。

本当に大切だ。



この記事が参加している募集

#最近の学び

181,438件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?