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2021年1月から6月あたりまでのこと

投稿しなければと常に思っていて、書くべきこともいくつもあるけど、気がついたら最後の投稿から半年近く経過してる。ありがたいことに常に何か案件があり、忙しいのは確かだが、その間にもnetflexで映画を観たり、YouTubeを観てたり、League of Legendsをやったり...これも仕事の一環であるという適当な理由をつけて、とにかくnoteの更新をしていなかった。
この間にもいくつものリリース等があったので、今回はそのあたりを中心に自らの振り返りも含めて書いていきたい。

| 2021年1月27日

2021年最初のリリース、On The Black and White / AmPm feat.Doulをリリース。まだ、10代ながら音楽だけではなく、ファッション等も全てセルフプロデュースを行なうクリエイターDoulを迎えた楽曲。
2020年10月に福岡で開催されたThe Creatorsに出演した際に、私たちのステージにゲストボーカルとして参加してもらったこともあり、コラボが実現。
この楽曲の歌詞は全て彼女が書いたものだが、10代ならではの心の葛藤が独特な表現で描かれており、私たちが思う“彼女らしい”世界観が存分に表現されている。大人になっても、世の中に対しての疑問や葛藤は常にあるけど、改めて彼女が書いた歌詞を見て、そういう感覚が薄くなったなと思ってしまった。経験がそうさせたのか、あるいは何か諦めのようなものがそうさせてしまったのか分からないけど、とにかく彼女が表現した歌詞はとても考えさせられる内容だった。
リリース自体は2021年だが、制作は2020年の秋から冬にかけて行なったものであり、今年の一発目の楽曲。というよりは、曲の雰囲気も含めて2020年締めくくりの楽曲という感覚に近い。
10代に限らず、この楽曲で表現した感覚は2020年誰もが感じたことであり、私たちにとっても自らを振り返るきっかけになった楽曲。

| 2021年3月3日

音声SNS「Clubhouse」は、今でもラジオ替わりで聴いている(一時期より頻度は減ったけど)。日本では既に落ち着いてしまった感が否めないが、海外では今もなお著名な起業家や大物アーティストがルームを立ち上げ、普段では聞けないようなトークを繰り広げている。
この曲は、Clubhouse内でメンバーを募り制作された楽曲“Clubhouse”を私たちが二次創作、いわゆるRemixした形でリリース。
当然、本名は明かしませんが、私たちもたまにClubhouseに現れます。

| 2021年3月19日

先ほども書いたように、2021年一発目のリリースは、On The Black and Whiteですが、気持ちの上ではこの「Tokyo」が2021年一発目のリリースという感覚に近い。いわゆる王道というか、しっかりとダンストラックを作りました。これまでリリースの度に、「ダンストラックをベースに...」といっておきながら、確かにそうなんだけど、一方でスタンダードなダンストラックのリリースをしていない違和感。DJとしてライブに出演する機会も多々ありながらも、持ち曲の中でダンストラックが無かったが故に、他アーティストの楽曲を使うことも多く、自らのオリジナルでダンストラックを作っていかなければいけないと痛感していました。
また、コロナ禍においてはオンラインライブを実施するといった施策も検討しましたが、DJとしてやるには、楽曲の“許諾”問題もあり、やはり自らのダンストラックを増やしていく必要があるという明確な課題を抱えていたのがこの曲のリリースをする上での大きな理由。
毎回ボーカリストを招いて、楽曲を作っていくことは一つのコンセプトでしたし、色んなミュージシャンを紹介していきたいというところは今もなお変わらない。一方、AmPmのクリエイティブにおける根源にもなっている、Sleep No Moreを観た時だったり、ベルリンのクラブでも感じた「言語の壁を越えるクリエイティブ」という部分では、ボーカルが入るいわゆる歌物よりは、ダンストラックの方が表現が適しているのではと感じたこともリリースに至った理由の一つでもあります。
とにかく、たくさんの様々な理由がありつつ、2021年以降の方向性を指し示す一発目の楽曲かなと思ってます。
この楽曲のリリースは、私たちがデビューして間もないのに、速攻オファーをくれたオランダのレーベルArmada Musicの元スタッフが立ち上げた、Sushi Muzikからリリース。MVは、私たちが定期的に撮りためていたTokyoの映像を再編集し、アップしました。
この状況下で渡航することが出来ていませんが、私たちの日々のアイデアソースである“旅”を軸に、今後も都市の名前を冠したダンストラックをリリースする予定です。

| 2021年3月30日

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2021年3月19日から30日までの間、未公開音源の限定視聴権をNFTとして販売。オークション形式、販売先はOpenSea
新しい技術やサービスには常に積極的に試してみようと思っています。ただ、なんでもやれば良いというわけでなく、タイミングやその内容の方が当然重要です。冒頭の通り、League of Legendsだったり幾つかのゲームをやっている中で、メタバース的な要素、感覚はある程度染み付いてきた頃合いだったということもあり、NFTの取り組みはスピード感を持って進められたかなと思います。0.0001 ETHでスタートしたこのオークションは、最終的に2.7ETHで落札となり、一安心。
実際にプロジェクトを進めるにあたって、改めてレーベルとの契約内容だったり、音楽における各種著作権についてだったり、そもそもNFTのことだったり曖昧であったことが鮮明になったかなと。実戦で学ぶことの方が多い。
音楽に関しては、販売するハードルが大きく下がり、著作権徴収におけるスキームもある程度しっかりしていることから、音源だけを単純にNFT化して販売する理由も正直ないかもしれないが、様々な分野のクリエイターにとって、新たなマネタイズの手段であり、新たな表現の場になることは間違いない。いずれにせよ、やらないと分からないことが多い。
もちろん、第一弾と銘打っている以上、第二弾も検討しています。
「果たして、どのようなコンテンツがNFTとして最適解なのか」まだ若干悩んでいる部分もあるので、それが見えたら第二弾リリースするかと。

| 2021年4月14日

日本のエレクトロバンド“gato”のameという曲をRemixしました。
なんというか....すごく良いRemixに仕上がったと思ってますし、私たちが今思う、“自分たちらしさ”みたいなものが出た楽曲だと思う。
原曲から既にオリエンタルな要素が多く入った楽曲で、それをダンサブルに増長させた感じに仕上げたので、そう感じるのかもしれない。
原曲と聴き比べてほしいです、それがRemixの面白さです。

| 2021年4月23日

1月にリリースした、On The Black and Whiteをインドネシアのアーティスト、Dipha BarusにRemixしてもらいました。これまで色んなアーティストの楽曲のRemixを担当させてもらいましたが、自らの楽曲を誰かにRemixしてもらうのは初めて。新鮮な感覚。
2017年に出演した、インドネシアで開催のSpotify on Stageでの出会いがきっかけで、彼と出会い、その後も定期的に交流を続けていた。一人のリスナーとして、彼の音楽は大好きだし、アーティストとしても尊敬している。
しっかりとダンスミュージックだけど、彼の国である“インドネシアらしさ”が常に織り込まれた彼のサウンドは、このRemixでも表現されており、出来上がった時は素直に嬉しかった。映像に関しても、原曲のMVを用いてRemix Verに仕上げている。
前作「Tokyo」あたりから、特にインドネシアでのメディア露出が多くなったが、このRemixのリリースの際には、インドネシアの50を越えるラジオ局で一斉にオンエアーし、本当にたくさんのインタビューを受けた。どの媒体も、キラキラ面持ちでインタビューをしてくれる。諸々のスピード感、柔軟性、その面持ちも含めて、インタビューを受けている側がたくさん刺激を受けた。インドネシアにはDiphaはもちろん、他にもたくさんの素敵なアーティストがいる。もっと色んなアーティストとコラボレーションしたいし、何よりインドネシアに行き、ライブを行ない、直接インタビューを受けたい。
このRemixをきっかけに、改めてインドネシアへの想いが強くなる。

| 2021年5月12日

台湾のアーティスト、Kimberley Chenをボーカルに迎えた楽曲“Afterglow”。
前述の通り、ダンストラックを増やしていきたいし、ゲストボーカルをもっと紹介していきたいという両方の想いから生まれた楽曲。
ただし、想定よりも大幅に時間がかかった。やりとりが円滑に進まないことが多々あった、オンラインだから仕方がない(そう思うしかない)。
そのおかげで、MVを作る時間が増えたのだが、初めてアニメーションでMVを制作した。アニメを作るのは、大変です。楽曲同様、大幅に時間を要した。一時はリリースできないんじゃないかと思ったほど。
このアニメを担当したのは、20代のKOTONOさん。結構一目惚れに近い感じでオファー、どこかファッションの匂いのする彼女のイラストを見て、何か一緒にやりたいなと。
こうやってストーリー性のあるMVがあるのは、曲の世界観が伝わりやすくなるので、とても良いと思った。実写では作れない世界観を表現できるのがアニメの良いところだと思うが、MVの中には複数箇所の“ウサギ”が紛れているので、ぜひ探してほしい。
この曲に限らず、他の楽曲も同様に、大きな野外のステージで爆音で聴きたい。そんな日はいつ訪れるのだろうか。

|  2021年6月14日

とにかく、久しぶりにnoteを更新。
リリース以外にもアニメ作品への音の提供だったり...色んなことをしてました。あっという間に6月。
もう少しで、ダンストラックシリーズ第二弾がリリースされます。今回の街はNew York City。これはこれで、別の投稿で書こうかと思いますが、まずは今年のリリースの振り返りということで。
もっと色々と考えていること、紹介したいことあるので、これを機に再び更新頻度を上げていきたい....

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